猛威を奮っている新型コロナウイルス。
80%の人は軽症で終わるそうですが、残りの20%は重症でその速度は想像を絶する早さだそうです。
今までは高齢者や持病を持っている人が重症になると言われていましたが、今では年齢関係なく重傷者がでています。
つい数時間前までは会話できていた人があれよあれよと言う間に呼吸困難になり人工呼吸器をつける状態になるそうです。
その怖さは志村けんさんの訃報を受け更に実感したのではないでしょうか。私もショックで受け止めきれません。。
陽性の発表があったのが25日。そこからほんの数日で亡くなるなんてコロナウイルスの恐ろしさを身に染みて実感しました。
志村けんさんの発症からの経緯はこちら。
3月16日 「志村でナイト」収録中止、控室に30分滞在後に帰宅する(足を怪我した為)
3月17日 倦怠感を覚え自宅療養
3月19日 発熱や呼吸困難の症状が現れる
3月20日 主治医の診断を受け、港区の病院に搬送され緊急入院。重度の肺炎と診断される。
3月23日 新型コロナウイルス検査で陽性と判明
3月24日 人工心肺装置を付けるために別の病院に転院
3月29日 午後11時東京都内の病院で志村けんさん死去
倦怠感を覚えてから亡くなるまでたった13日。2週間足らずです。24日に人工心肺装置を付けるために転院した時にはもう意識がなかったそうです。
基本的には通院するような持病はなく体調は良かったそうですが、ヘビースモーカーで休肝日なしの生活をしていたそう。2016年8月には肺炎で入院を、今年2月中旬に内視鏡で胃のポリープ切除手術をしています。
そういったことからリスクは高かったのかもしれません。ですが、リスクがない状態でもこのように急速に重症化して残念ながら亡くなってしまう例もあります。
フランスの16歳の元気だった女性が亡くなったというニュース。それまでは元気に過ごされていたようなので親御さんの気持ちは想像を絶する思いです。
経緯はこちら。
(16歳 女性 持病なし)
3月19日頃 軽い咳が出始める
3月21日 息苦しい様子なので病院を受診、新型コロナウイルスの検査を受ける
3月26日 死亡
軽い咳が出始めてから1週間。それまで元気だった少女がこんなに急速に重症化して亡くなってしまうことが起きています。
自分が持病がなく元気だから。若いから。そんなことを言っていられないですよね。
しかもこの80%の軽症の方の行動こそが20%の重症者を増やさないためには重要なのです。
軽い方は本当に軽いので、判断が分からない場合もあります。ほとんど症状がでない方もいます。
だからこそ、「自分は大丈夫」ではなく「自分は元気だけど持っているかもしれない」という気持ちで手洗い・マスクなどはもちろん、出来る限り出歩かない・密接する場所へ行かない・人との間隔をあけるなど個人個人の意識が大切になってきます。
人工呼吸器が足りないという深刻な状況にならないよう、必要とする方が一気に増えないよう、必要とする方に最善の治療が出来るよう、今元気な私たちは協力し合って生活していきましょう。
マスクの不足も買い占めから起きています。必要な人へ届くよう、不安もあるかと思いますが不安を通り越して危機に直面している方々もいます。2ヶ月分くらい備蓄がある方はもうそれ以上備蓄しないようお願いしたいですね。
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