健康的な理想の体温は36.5℃以上。36.7℃は美人体温と言われています。
なぜ美人体温と言われているのでしょうか!?
体温をあげる方法は簡単。2つのポイントさえ押さえれば上がってきます!
美人体温とは
美人には平均体温が高い人が多いことから36.7℃は美人体温と言われています。平均体温が36.7℃の女性は低温期でも36.5℃あるということで、常に理想体温の36.5℃以上を保っているということになりますね。
体温の評価をみてみましょう!
40.0℃ | ほとんどのガン細胞が死滅 |
39.0℃ | 乳がん細胞が死滅 |
38.0℃ | 免疫力強化、白血球が病気と闘う |
37.5℃ | 菌やウイルスに強い抵抗力 |
37.0℃ | 体内酵素が活性化 |
36.5℃ | 免疫力旺盛、健康な体 |
36.0℃ | 震えることで熱を産生、維持 |
35.5℃ | 免疫力弱化、体調不良が起こりやすい |
35.0℃ | ガン細胞が最も増加する |
34.0℃ | 生命の回復限界線 |
理想の体温は36.5℃〜37.0℃で、もっとも健康で免疫力の高い状態です。
美人体温さんの特徴
美人体温の女性にはある特徴があります。なぜ「美人」と言われるのか?特徴をあげてみました。
引き締まった体
体を温める筋肉がちゃんと備わっていて、しかもアクティブな方が多いのが特徴。熱産生力が高く、少々の寒さにはこたえない体を持っています。
姿勢が良い
表面だけでなく深層部の筋肉インナーマッスルもしっかりついているので、芯から骨を支え、姿勢や歩き方が美しいのも特徴。
肌ツヤが良い
体温が高い人は血流が良く、体の隅々まで栄養が行き届き不要になった老廃物を回収できている体です。新陳代謝も活発に行われ、肌ツヤが良いことも特徴です。健康的で血色も良いでしょう。
精神的に安定している
ストレスは血管を収縮させ巡りを悪くさせる大きな原因。体温が高い人はストレスを上手に発散できる人が多く精神的に安定しています。ポジティブで朗らかなイメージです。
美人体温になる2つの条件
寒くなる冬でも美人体温をキープするには暖かい飲み物、暖かいお風呂、腹巻きや靴下などの外的要因も大切ですが、自分で熱を作れる体にすることが根本的な体質改善になります。
真の美人体温女子は多少寒くても体内ポカポカ。そんな体に変えるポイントは「①筋肉」と「②血流」。
それぞれ見ていきましょう。
【筋肉を動かす】
美人体温になるポイント1つめは「筋肉」を「動かす」。
体が発する熱はエネルギー代謝による副産物です。代謝が行われるとエネルギーと共に熱も発するのです。
その中でも筋肉は熱産生率が高く、熱産生の約50〜60%を筋肉が担っています。
動くと体が温まるのもそのおかげなのです。
人の代謝に筋肉がどの程度関わっているか割合を下の表で確認しましょう。
基礎代謝 | 60〜70% |
(内訳) | 骨格筋22%
肝臓21% 脳20% 心臓9% 腎臓8% 脂肪組織4% その他16% |
生活活動代謝 | 20〜30% |
食事誘導性熱生産 | 0〜15% |
基礎代謝60〜70%のうち、筋肉は22パーセント。生活活動代謝も筋肉によるもので20〜30%です。
(これは骨格筋だけの割合で、厳密に言うと心臓も他の臓器も筋肉があります。)
骨格筋が動けば動くほど熱産生が上がってくるということです。
筋肉を動かすことで効果的に熱産生をあげるには「筋肉量を増やす」「活動量を増やす」ことが重要!
筋肉量を増やす
熱産生の高い筋肉が増えればその分、基礎代謝も活動代謝も増えます。
筋肉を増やすには筋トレ。
筋トレそのものが活動代謝アップにもなりますし、筋肉が増えることで日常の活動代謝も増えてきます!一石三鳥なんです。
筋トレを続けていると、だいたい3ヶ月程度で筋肉量が増えてくると言われています。せめて半年は頑張りましょうね。
しかし、筋肉は使わなくなると必要ないと思い減ってきます。基礎代謝が増えても維持するためには習慣として筋肉は使っていくことが大切です。
活動量を増やす
筋肉は動かせばATPが生成され熱も生まれます。
まず、アクティブに動きましょう。特別な「運動」じゃなくてもエネルギー代謝はします。エスカレーターより階段、車より徒歩、掃除はしっかりする、など こまめに動くことで活動代謝、筋肉のエネルギー代謝はあがります。
筋肉の動かない時間が長くなると血流が不足して末端から冷えてきます。寒い環境下ではどんどん体が冷えてきますので、これ以上冷えると健康に影響が出ると判断したら体が自然に震えて筋肉を動かしだします。これをふるえ熱産生といいます。
寒くて震えるというのは自分自身の体を守るためなんですね。
【血流を良くする】
血液は栄養の運搬や老廃物の回収だけでなく、体内で作られた熱を体の隅々にまで送る役目も担っています。血液の循環が悪くなると熱が巡らず体が冷えます。寒くなると末端が冷えるのは大事な内臓の熱が奪われないように血管が収縮し末端への血流を制限するからです。
内臓の温度は脇の下で10分測った時の体温とほぼ同じと言われています。末端が冷えていても、内臓温度が36.5℃以上あったらまずまず。
女性は血管が細いので男性より末端が冷たくなりがちです。冬に冷たくなるくらいなら気にせず温めてもらいましょう^ ^
内臓の温度が36.5℃未満で夏場でも寒い、芯から冷えている感じがするなどありましたら血流不足かもしれません。血流を良くし、体内を温めていきましょう。
血液の流れを良くするには「バランスの良い食事」・「ストレスを溜め込まない」ことが大切。それぞれ見ていきましょう。
バランスの良い食事
血液がスムーズに体内を巡るにはドロドロ血液よりサラサラ血液。
ジャンクフードばかり食べたり暴飲暴食をしていると血液がドロドロになってしまい流れが滞ってしまいます。これでは隅々にまで熱を運べません。
食生活をいまいちど見直して、バランスの良い食事・腹八分目を意識して血液サラサラを目指しましょう!
血液サラサラにするオススメの食材は「納豆」や「きのこ類」
こちらの記事に詳しく書いておりますので合わせて読んでみてくださいね!
ストレス発散
ストレスを感じると交感神経が働き血管が収縮し血管が硬く細くなります。過剰に緊張すると指先が冷たくなったりする方もいるかと思います。
血管が細くなり末端にまで血液が巡らないためです。
常にストレスを抱えている人は常に血管が収縮した状態。リラックスできない体になっています。
自律神経の安定も血液を全身に巡らさせるのにとても大切。
ストレスが多い現代社会では、このストレスが大きな原因になっているパターンが多いです。自分なりの楽しめるストレス発散法をみつけ楽しくストレスを解放してあげられると良いですね!
心がすっきりするストレス発散方法は人それぞれ。いろんな方法を試して自分に合った方法をみつけてみましょう!
現代日本人は体温が低い
TERUMOが発表した日本人の平均体温は36.14℃です。
1957年に発表された日本人の平均体温は36.89℃なので、この数十年で日本人の体温が下がってきているのは明らか。
これは運動不足によるものなのか?ストレス社会の影響なのか?現代の生活がそうさせているのは確かですね。
幸い、最近は温活女子が増えてきてあったかグッズや飲み物が人気ですね!女性の筋トレブームもきていますし、日本人の平均体温低下もそろそろストップして上がってくるのではないでしょうか?
平熱と微熱の区別
37.0℃であっても人によっては平熱であったり微熱であったりします。体温には個人差があります。
特に女性はホルモンの関係で低温期と高温期がありますので、ご自身の体温を知っておくことが大切になります。
大人になると熱っぽくならないとなかなか体温を測らなくなりがちですが、毎日同じ時間に体温を測る習慣をつけると良いでしょう。
私自身、平熱が高いほうで低温期で36.5〜36.8℃、高温期になると36.9℃〜37.4℃になります。
こちらが私が毎日つけている基礎体温グラフです。
App名: ラルーン – 生理を簡単管理、デベロッパ: Ateam Inc.
37.4℃の日もありますが、長年基礎体温をつけているので体調不良ではなく通常通り。
このように、普段から自分の体温の変化を知っておくと体調管理に役立ちます。
37℃台は微熱とされ、あらゆる病気の症状としても現れます。普段の自分の平熱を知っておけば平熱の範囲内なのか、何らかの病気からの微熱なのかを区別する基準にもなります。
体のダルさ、咳や熱っぽさなど他の症状を感じる場合は何らかの原因があっての微熱という場合が多いので、そんな微熱が続く場合には一度受診をすると良いですね。
まとめ
冷えは美容の天敵!体を動かし、バランスの良い食事をし、冬の寒さにも負けない美人体温女子を目指しましょう!
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