スタイルにも影響大!体が歪まない重心の置き方と見方

全体
スポンサーリンク

普段、自分の重心は気にしていますか?

まっすぐ立っているつもりでも実は前のめりになっていたり後ろにのけぞっていたりは良くあること。

この重心の取り方で筋肉のつき方が変わり、体のバランスが変わってきます。自分の重心を知ることで普段の生活でも意識でき、自然と体の使い方も変わりシルエットが変わってくるのを感じられますよ!

スポンサーリンク

重心の崩れで体は歪む

立っている時の重心位置は体全体のバランスを作っていく大切なものです。適切な重心位置では体に最も負担が少なく、筋肉のバランスも良いものと評価されます。もちろん、見た目の美しさにも繋がります。

重心には下半身の重心・上半身の重心・体の重心の3点があり、下半身の重心が前にきた時は上半身が後ろ重心になり、下半身の重心が後ろにきた時は上半身が前にくるようにバランスを取っています。そうしないと倒れてしまいますからね。

立位での理想的な体の重心点は内くるぶしの下です。

内くるぶしは下肢の大黒柱「脛骨」であり、ここに重心をおくことでバランスよく脛骨→大腿骨骨盤脊柱頭蓋骨と体の大黒柱がしっかりと積み上がります。

大黒柱が積み上がると横から見た時に、くるぶし・大転子・肩・耳が一直線上にきます。これが理想!

ですが、日常生活で筋肉のバランスが崩れることで線からはみだし、それを補うためにあちこちに崩れが出てきてしまいます。

下半身の重心(または体の重心)が爪先側に行くことを前重心、内くるぶしより後ろのかかとにくることを後ろ重心といいます。

前重心になると、つま先へかかる負荷がとても大きくなってきます。

脛骨下に重心がある時の負荷は、体重50kgの人でかかと側には37.5kg(体重の75%)、爪先側には12.5kg(体重の25%)となります。

それが前重心になると負荷は逆に。かかと側が12.5kg、爪先側に37.5kgとなってしまうのです。

爪先側の前アーチは体重の75%もの重さを支える作りにはなっていないので常にこの負荷がかかってくると、横アーチは徐々に潰れていってしまいます。結果、外反母趾扁平足につながるのです。

また、前重心になるとそれを支えるための筋肉が発達します。特に下肢はバランスを保つためにふくらはぎ・すね・前太ももが常に緊張した状態になり張ってきてしまうのです。

次に後ろ重心の場合ですが、かかと側へ重心が行きすぎると爪先への負荷が軽くなりすぎて指が浮いた状態になります。これは浮き指と呼ばれていて、地面を蹴り上げる筋肉が弱化し歩行のバランスが崩れていきます。さらに後ろに重心が寄ると膝裏に負担がかかります。筋肉で支えきれなくなり後ろに反った状態で関節がロックされる反張膝という脚の原因にもなってしまうのです。

このように、重心がどこにあるか?で、筋肉の付き方や姿勢が変わりスタイルにも大きく影響してきます。今自分のスタイルで悩んでいるのなら、もしかしたら普段の重心が崩れているからかもしれません。

立位での重心の見方

自分の重心がどうなっているのか?いつも通りの立ち姿勢でスマホで写真を撮ってみましょう。

見ていくポイントは①上半身の重心②下半身の重心③体の重心の3点です。

①上半身の重心は第7〜第9胸椎の位置。目安は肩甲骨の下角(1番下の角)の高さまたはその少し下あたりです。

②下半身の重心大腿骨の上から1/31/2の中間点。太ももの少し上寄り部分です。

③体の重心上半身の重心と下半身の重心を線で結んだ丁度中間点です。

例えば、下の写真は重心がどこにあると思いますか?

実は全て前重心なんです。真っ直ぐ立っていそうでも実は前重心であることがとても多いのです。

では、これではどうでしょう。

1番左が1番理想に近いですね。真ん中は下半身はかかと重心ですが骨盤が前傾になり上半身が前重心になっているので体重心は前側になります。右になると下半身が前重心な分、骨盤を後傾させて上半身を後ろに持っていってます。そのため、体は若干前に重心がかかっている状態になります。

骨盤後傾でも骨盤前傾でも、下半身が後ろ重心でも、意外と前重心になっている方は多いのです。基本的に体の重心は前になりがちです。

それもそのはず、3点全てが中心線より後ろにくると人は倒れてしまいます。その点、前側は爪先という支えがあるので全てが前側にきても倒れません。

さらに人は前に目がついていて前に進む生き物なのでどうしても顔が前に出やすく、内臓も前側にあり重さがあるのでお腹も前に出やすいのです。前に倒れやすい分、前側に支えがあるとも言えますね。

理想は①上半身の重心②下半身の重心③体の重心がまっすぐ脛骨の線上にくること。この位置にくると骨格を支える筋肉へは均等に負荷がかかり、それぞれへかかる負荷が少なくなります。部分的に発達したり弱化したりといったことがなくなるはずなのです。

重心を整える

さて、今重心が崩れていた場合、どうやって重心を整えればいいのでしょうか?

長年それが当たり前として生活をしてきているので、難しいですよね。

まず、立った状態でどこへも力が入らない楽な姿勢を探してみてくださいゆらゆら揺れながら前に移動したり後ろに移動しながら立っていくと、体の中心点が見つかるはず。

まずは脛骨が安定する場所→骨盤が安定する場所→背骨が安定する場所→首→頭と確かめながらやっていくと自分の1番ベストな位置にもってきやすいです。

ただし、その姿勢が理想の姿勢とは限りません。それは今まで作られた筋肉の張りがあるから。ですが、その姿勢を意識して生活をすると、緊張してきた部分がリラックスしはじめます。次第に理想の姿勢に導かれます。

信号待ちをしている時、電車を待っている時、立っている時にはこれを意識して徐々に重心を整えていけるといいですね。

まとめ

体の重心を整えると、姿勢が良くなる意外にも腰痛や肩こり・足の筋肉の張り改善にもなります。

もちろん、ストレッチや運動も大切ですが重心を整えることでその効果はぐんとアップします。前腿のストレッチをしているのに常に前重心だったらプラマイゼロですからね。

正しい重心で立つということは決して疲れるものではなく、逆に1番楽チンな姿勢なのです(^^)v

最後までお読みいただきありがとうございます。
よろしかったらはてなブックマークこのエントリーをはてなブックマークに追加に登録をお願いします!

ブログランキングにも参加しています。投票していただけると嬉しいです。

にほんブログ村 美容ブログへ
にほんブログ村


きれからのTwitterをフォローしてくれると嬉しいです。
最新記事のお知らせも出しています。
セラピストKaori

関東で女性専用ボディメイクメソッドを教えるインストラクター。
整体師・カイロプラクター・パーソナルジムトレーナー・ヘッド&フットセラピストなど幅広い分野で活動し日々体と向き合う。
専門知識を踏まえた真の「きれいな身体」について考えるボディメイク整体師。

セラピストKaoriをフォローする
全体
スポンサーリンク
セラピストKaoriをフォローする
きれいな身体の作り方

コメント

タイトルとURLをコピーしました