ファスティングという言葉はご存知でしょうか。「ファスティング」「ジュースクレンズ」とう名で海外モデルやセレブたちが次々に取り入れ、日本でも注目を浴びたダイエット法です。
そう聞くと新しいものという感覚がありますが、実は古くからある断食のことなのです。
ですが従来の断食とは少しやり方が違い、誰でも気軽に始めることができ美容面と健康面に優れたものとなっています。
興味のある方、まだどんなものか分からない方も美容と健康維持の一つの方法として是非参考にしてみてください！
ファスティングとは？
ファスティングとは主に半日日～7日間程度のプチ断食のことです。断食といっても何も口にしない従来の断食ではなく、酵素ドリンクを飲みながら行います。
必要な栄養素がとれるので、空腹感をあまり感じず比較的誰でもチャレンジできる優しい断食なのです。
ダイエット効果もありますが体内のリセットを行えるということで美容や健康への意識が高い方にとても人気があります。
ファスティングについて説明をする前に、なぜ酵素ドリンクなのか？酵素の働きについてお話ししますね。
ファスティング中に酵素を飲むメリット
ファスティング中に酵素を飲むことであらゆるメリットがあります。酵素ドリンクにはどのような良い働きがあるのでしょう。
酵素の働き
体内で働く酵素は、体に取り入れた栄養を吸収されやすく分解する「消化酵素」と吸収された栄養素を体内で使ったりエネルギーとして使う「代謝酵素」があります。
代謝酵素は細胞の生まれ変わり・体内で起こる様々な化学反応に関わっているとても重要な酵素です。呼吸や運動、血液循環の他に新陳代謝、脂肪分解、解毒、免疫力や自然治癒力など生命維持に深く関わっています。
しかし一生のうち人間の体内で作られる酵素の量は決まっているのです。
この飽食の時代では取り入れた食べ物を消化するために消化酵素がたくさん使われ、さらに食品添加物やアルコールなどを無毒化するために酵素を大量に使ってしまいます。
細胞の修復や脂肪の分解などになかなか使われず体調不良・免疫低下・肥満など様々な問題の原因になります。細胞が劣化し、肌もツヤがなくくすんでしまったり美容にも大きな影響がでてしまいます。
ファスティングで酵素を取り入れるメリット
ファスティングで酵素を取り入れることで、消化酵素を使わずに温存できることに加え、代謝酵素を活性化させて新陳代謝や脂肪の分解、解毒、免疫、自然治癒などが効率よく行われるようになります。
今まで追いついていなかった酵素の働きが行われるようになり、体に溜め込まれていた毒素や脂肪が排出されたり細胞の修復が行われます。
日頃、食生活が乱れがちで消化や無毒化に酵素をたくさん使ってしまう様な食生活をしている人にはファスティングは特に向いていると言えるでしょう。
ファスティングの効果は？
【ダイエット】
代謝酵素の働きで今まで溜め込まれていた脂肪が分解されはじめます。それ以外にも毒素・老廃物も排出されますので体内がスッキリ！1回のファスティングで落ちる体重は個人差がありますが1.5kg〜5kg落ちるようです。
【全ての臓器リセット】
固形物を口にしないので普段働きづめの臓器を休ませることができます。細胞のリセットができ機能の正常化が期待できます。
【血液サラサラ】
代謝酵素の働きで血液が浄化され、ドロドロ血液がサラサラに！血圧が高めの方が正常値に戻ったりするほどです。
【肝機能向上】
飲酒だけに限らず、食品添加物を使った加工食品などの解毒に追われ肝臓は疲れています。ファスティング中、害のあるものを取らないことで肝臓はゆっくり休めます。弱った細胞を修復でき、機能が改善・向上します。
【腸内環境の改善】
ファスティングすることで、腸内へ新たな食べ物が送り込まれないので今まで溜めこまれた老廃物や腸内細菌を流しリセットすることができます。腸内環境が改善し、便秘が解消されたり痩せやすくなる方も多くいます。腸内バランスは健康においてとても重要で、アレルギー体質・自律神経・免疫力・痴呆症などあらゆる問題と関連していることが分かっています。劇的に体質が改善する方がいるのも事実なのです。
ー腸内環境が整うことで期待できる効果ー
- 便秘解消
- 免疫力アップ
- アレルギー体質の改善
- 痩せやすい体質になる
- 自律神経が整う
- 痴呆症の予防
- 美肌美髪
【味覚のリセット】
ファスティングをすると味が濃いものや食品添加物に慣れていた味覚がリセットされ、自然の味を感じられるようになります。添加物や化学調味料の味が苦手になる方もいるほど。味覚というのは食べ続けていると慣れて鈍感になるので、是非味覚がリセットされたこの機会に食材の味を堪能して自然食の美味しさを体に教えましょう。
ファスティングに向いてない人は？
- 成長のために栄養がたくさん必要な中学生以下の方
- 体力が落ちる65才以上の方
- 赤ちゃんのためにいつもより栄養が必要な妊娠中や授乳中の方
- 臓器障害のある方
- 薬を常飲している方
- 摂食障害など精神疾患のある方
- 病み上がりの方
※ファスティング中の薬は、作用が強く出たり身体に負担がかかる場合があるためNGです。持病などで毎日飲んでいる方でもファスティング中は控えましょう。毎日飲まないと危険な方はファスティングには向いていません。
それ以外の方も医師に相談しましょう。
基本のファスティングのやり方
ファスティングの日程構成は色々ありますが、体内リセットがしっかりできる3日間のファスティング期を設けたパターンで詳しく説明していきます。
その他の日程で行う場合も基本同じです。また、これ以上長期に渡るファスティングは専門知識のあるマイスターや先生の指導のもと行うことをおすすめします。
※基本的に、準備期も回復期もファスティング期と同じ期間を設けるのが理想です。
準備期3日間
準備期には、野菜や穀物などを中心に胃腸に優しい食事をとり体を整えておきます。
揚げ物やジャンクフードは摂らずに健康食と言われる「まごわやさしい」を摂るようにしましょう。
味付けは薄味、量も徐々に少なく。ファスティング期前日は特に少なめを心がけましょう。
ファスティング期3日間
この3日間は酵素ドリンクと水だけで過ごします。
3回の食事の代わりに酵素ドリンクと水を摂取します。酵素ドリンクの飲む量に決まりはありませんが、栄養補給のため記載してある分量は飲むようにしましょう。
また、お腹が空いたら水や酵素ドリンクを飲んでもかまいません。空腹がやわらぎます。水は1日に1.5〜2リットルくらい分けて飲むようにしましょう。
もし頭痛など感じた場合は塩分を少し摂ります。(甘くない梅干し1個や具なしの味噌汁など)
体調の変化などは好転反応の場合が多いのですが、まれにそうではない場合がありますので様子を見て続く様なら中止をするなど無理のないよう進めましょう。
ウォーキングなど軽い運動はリフレッシュや効果アップになるのでおすすめですが、激しい運動、長風呂、サウナなどはやめておいた方が良いです。
回復期3日間
実は一番大事な期間です。
ファスティング期で頑張ってもここで失敗してしまうと効果は半減するどころか、リバウンドしたり体調を崩してしまったりします。
固形物を食べたい欲求が増す時期ですが、慎重にいきましょう。
回復期1日目は、急に固形物は食べずに朝と昼は流動食で胃腸を慣れさせます。良いものも悪いものも全て吸収すると思っておいて下さい！味付けも極力していないものが良いでしょう。
回復期1日目流動食おススメ食材
- 無添加野菜ジュース
- 無調整豆乳
- 無糖ヨーグルト
- 具なしみそ汁（薄味）
これにプラスで酵素ドリンクも飲むと栄養摂取できるので◎
回復期1日目の夕食からは少しずつ固形物を取り入れていきます。柔らかく煮た野菜、野菜スープなどがおすすめ。味付けも風味程度に抑えておきましょう。
また、回復期の1日目の流動食で重湯やお粥などを薦めているファスティングもありますが、胃腸にはやさしいですが血糖値が急激に上昇しますのでダイエット目的の方はあまりオススメしません。3日目以降まで我慢しましょう。
回復期2日目〜3日目おすすめ食材
- 豆腐
- 蒸し野菜
- 野菜スープ
- 納豆
- 味噌汁（野菜やわかめなど）
- ヨーグルト
薄味、消化に良いものでしたら大丈夫です。ただし、急な血糖値上昇を抑えるために低GI食品を心がけると良いです。
3日目以降もしばらくは準備食でも書いた「まごわやさしい」を意識して摂っていくことが理想です。
回復期で避けた方がいい食材
【アルコール】
アルコールは刺激物であり毒でもあります。胃を刺激し、無毒化するのに大量の酵素が必要になります。つい飲みたくなりますが、いい機会ですので我慢しましょう。回復期あけでも、急にいつも通りに飲まず少しずつ慣らしながら飲みましょう。
【動物性タンパク質】
肉類、魚類、チーズなどは胃腸に負担がかかるので避けましょう。魚は少量なら3日目から取り入れてもOK。
【揚げ物や脂の多いもの】
揚げ物や油はもちろん、ナッツやアボカドなど植物性の脂もこの時期は避ける様にしましょう。ドレッシングやマヨネーズなど調味料の油も気をつけましょう。
【味が濃いもの】
味が濃いものも体の負担になります。また味が濃いものは化学調味料が多く含まれていることも多いので、できるだけ自然のものを取り入れるようにしましょう。スープもインスタントより手作りがおすすめです。
【高GI食品】
血糖値が急激に上がる高GI食品は避けましょう。白米、麺類、じゃがいも、とうもろこし、かぼちゃ などがあります。
【飴やガム（砂糖）】
口寂しくなってつい1個くらいと口に入れてしまいがちな飴やガム。実はＮＧです。このほかにも白砂糖を使ったものは血糖値が急激にあがるので気をつけましょう。ヘルシーだと思って買ってきた煮物などにも案外白砂糖がたくさん使われています。この3日間は市販の惣菜にも気を付けて過ごしましょう。
【カフェイン】
カフェインは刺激物です。無糖でも胃腸を刺激してしまいますので避けましょう。コーヒー以外にも緑茶や栄養ドリンクなどにもカフェインは含まれます。カフェインのないほうじ茶や麦茶、ハーブティーなどがおすすめです。
回復期はとても繊細かつ吸収力が高くなっています。体に負担のかけるものは避けて過ごすのが原則です。ファスティングで酵素を温存し働きを高めても、ここで一気に使ってしまうことになってしまっては本末転倒なので気をつけましょう。
ファスティングの取り入れ方3パターン
今回紹介した準備期ファスティング期回復期ともに3日間の計9日間ファスティングはちょっと踏み出せないという方に！
短期間のファスティングも紹介します。
【準備期1日ファスティング期1日回復期1日】
計3日間のファスティングです。9日間より気楽に踏み出せて、しかもファスティング期を丸一日儲けることで効果も実感しやすいと思います。
進め方は9日間のファスティングと同じです。短い分、1ヶ月に1度取り入れることをおすすめします。
【朝昼だけファスティング7日間】
朝昼だけ酵素ドリンクだけを飲んで過ごします。夕食は食事をしてもOKですが、できるだけ準備期・回復期のような食事にしましょう。
【朝だけファスティング1ヶ月】
朝だけ酵素ドリンクを飲み、昼と夜は普通に食事をします。飲酒やジャンクフードなどは極力摂らないのが理想ですが、「まごわやさしい」を意識しながら暴飲暴食をしないような生活をまず心がけましょう。
ファスティングのベストタイミング
ファスティングを始めるタイミングは特に決まりはありませんが、女性でしたら生理後が体調面精神面でも安定していて、しかも排出しやすい時期なのでおすすめです。
準備期〜回復期までの予定を考慮して一番実行しやすい日程を組みましょう。家にいる時よりも仕事で忙しい時の方が意外とファスティング期に向いていたりします。
季節的にも暖かい時期の方がおすすめなどありますが、そこまで深く考えずモチベーションが高まった時が一番のベストタイミングです！
好転反応とは？
好転反応とは体の悪いものを排出する時に起こる症状です。悪いものがたくさんある方の方が好転反応が強く出やすい傾向にあります。
脂肪が分解されて血中に流れる際に溜め込んだ毒素も一緒に流れます。排出するために毒素が体の中を巡りだすので一時的に好転反応と呼ばれる症状が起こるのです。
【一般的な好転反応の種類】
- 頭痛
- 倦怠感
- 吐き気
- 胃痛
- 下痢
- 吹き出物
好転反応は本当に様々で、このほかにも沢山あります。この時期に起こる不調は好転反応と捉えて慌てず様子をみましょう。もし、症状が悪化したり重い場合は無理をせず一旦中止してください。
好転反応は初めはびっくりしますが、今まで溜め込んだ悪いものを排出して良い状態に変わっている良い反応です。排出された後は体が驚くほどスッキリ治るものです。
ジャンクフードや味の濃いもの、白砂糖を使った甘いものなどを普段好んで食べている方や、暴飲暴食が多い方は体に悪いものをたくさん溜め込んでいるので好転反応が強くでることが多いですが、体内リセットの良いチャンスです！辛い時は酵素を追加で飲んだり体を休めるなどして乗り切りましょう。
おすすめの酵素ドリンク
ファスティング中に飲む酵素は完全無添加の酵素がおすすめ。
添加物が含まれていると、せっかくの酵素が分解に使われてしまいます。無添加と書いてあっても添加物が含まれていたりすることがありますので注意してくださいね。
また、天然酵素はもともと野菜に含まれるやさしい甘みがあります。糖類などが調合されていないものを選びましょう。
コストと品質ともに優れたオススメの完全無添加酵素を紹介します！
迷っているならまずはこれでお試しを！酵素特有の風味が苦手な方は「梅味」がおススメですし、味に飽きちゃうかも？という方は2種類での購入がおススメです^^
まとめ
ファスティングは飽食の今の時代に合った健康法ともいえます。
ジャンクな食べ物が溢れているこの時代は肥満だけでなく体内の悪いものを一掃するファスティングが理にかなっているのではないでしょうか？
美味しい美味しいと食べているその体内では一生懸命正常に保つために細胞たちが働いてくれているのです。
自分の細胞に感謝しながらファスティングしてみるのもいいかもしれませんね。
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