肩を回す時に中の方でゴリゴリ音が鳴る、これなんだろう?気になるけど痛くもないしまあいいか!と思っている方いませんか?
実は肩が鳴るという方は結構いるんですよ。今回は肩のゴリゴリ音についてお話ししますね!
ゴリゴリ音の正体は?
ゴリゴリと音がする動きとして多いのが「回旋」です。肩を回す・肩甲骨を回す・外旋内旋などがあります。
肩の構造はとても複雑かつ可動が大きい場所です。肩は肩甲骨・上腕骨・鎖骨3つの骨で作られているため、関節も上腕肩甲関節(上腕骨と肩甲骨)・肩鎖関節(肩甲骨と鎖骨)と二つあります。あらゆる方向に動かせるように関節面は不安定で、筋肉によって安定性と多方向への可動が作られています。ですので、肩周辺にはとても沢山の筋肉が集合しています。肩の動きに関係する筋肉は18種類にもなります!
肩の動きの中でも回旋という動きは、スムーズに動かすために筋肉や関節のバランスと滑りがとても重要になります。筋肉が硬くなったり、関節のバランスが崩れてくるとスムーズに滑らず筋肉や腱が引っかかったり、関節内で摩擦が起こりゴリゴリ音がしてきます。
つまり、ゴリゴリ音の正体とは
- 筋肉や腱が硬くなることによる引っかかりや擦れ
- 関節のバランスが崩れることによる関節内の摩擦
この二つが考えられるのです!
ゴリゴリ音は鳴らないように出来るのか?
ゴリゴリ音は筋肉や腱、関節の崩れが原因です。ゴリゴリと音が鳴るとしたら筋肉が硬くなったり関節のバランスが悪くなっていることが考えられます。
肩こりや首こりはありませんか?最近、首肩疲れていませんか?猫背だったり肩が内に入っていたりしていませんか?または過去に肩を打撲した経験ありませんか?(過去の打撲も実はちょっとしたズレの原因になります。)
きっと、思い当たることがあるはず。
姿勢の悪さや同じ体勢や動きを続けることによる筋肉疲労によって、筋肉や腱を含め関節内の組織が硬くなり動きが悪くなってしまいます。
姿勢を改善したり、筋肉内の血行を良くしてあげることで、このゴリゴリ音は改善します。
- ストレッチやエクササイズをして筋肉をほぐす
- 温めて血行促進
この二つを日頃から行うことで徐々に硬くなった筋肉がほぐれ、音も鳴りづらくなります。
ゴリゴリ音は放置していても大丈夫?
ゴリゴリ音はするけど痛くはない。そんなときはそのまま気にせず放置していても問題ないのでしょうか?
結論は、痛くなければ放置していても特別問題はありません。しかし、音が鳴るということはどこか少しズレていたり組織が硬くなっていたりといった原因があるはずです。今すぐ不具合が起こるわけではありませんが、のちのち四十肩・五十肩になりやすくなってしまうというリスクはあります。
痛みのない今のうちに姿勢を改善したり筋肉をほぐしてケアを行うことがベストでしょう。
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