最近になって分かってきた新型コロナウイルスの性質。こんなにも若年の重症化が起きたり全身のあらゆる機能が破壊されるのは、このウイルスが免疫細胞の暴走を起こさせたり全身の血管に血栓を出来やすくしてしまうからだそう。
免疫機能が高い若年者は免疫細胞が過剰に反応しすぎて重症化してしまうケースがあるとのことで、免疫力が高くても重症化してしまうなんてもうこれは薬と神頼みしかないのか?と思ってしまいますが、出来る限り重症化リスクは減らしたいですよね。
今回は新型コロナウイルスの分かっている性質をもとに、重症化リスクを減らす方法を考えていきます。
※これはあくまでも筆者(私)のひとつの見解です。
腸内環境を整えておく
人の免疫機能は腸内環境で変わると言われています。実際に免疫の過剰反応である「アレルギー」も腸内環境の影響が大きく、免疫の低下も免疫の過剰反応も腸内環境で左右されることが明らかになっています。
今回の新型コロナウイルスで効果が期待されている抗リウマチ薬。このリウマチも免疫の暴走から起きているのですが、腸内環境の良し悪しでリウマチの重症度が分かるそうです。
このことから、腸内環境が普段から整っていると免疫機能の暴走も最低限に抑えられるのではないでしょうか。腸内環境が悪い状態と良い状態でどの程度症状に差がでるかは分かりませんが、整えておくに越したことはないと思います!
腸内環境を整える食材
腸内には善玉菌と悪玉菌と日和見菌が存在し、このバランスを腸内フローラといいます。理想的な腸内フローラは善玉菌20%:悪玉菌10%:日和見菌70%の割合。善玉菌は良い影響を及ぼす菌で悪玉菌は悪い影響を及ぼす菌。そして日和見菌は普段は悪さはしないけど悪玉菌の割合が増えてくると悪い影響を及ぼす菌です。
腸内環境を整えるにはこの腸内フローラを善玉菌寄りにすることが重要になります。
善玉菌を増やすには、『善玉菌』と『善玉菌のエサ』が必要。
善玉菌には、納豆やヨーグルトなどの乳酸菌。善玉菌のエサには芋類・穀物・キノコ類・海藻類などの食物繊維や、大豆・バナナ・ごぼうなどのオリゴ糖。
それぞれ組み合わせて積極的に摂るようにすると良いでしょう。
血管を丈夫に/血の流れを良く
年齢とともに血管は老化していきますが、年齢だけでなく食生活の乱れでも老化は進みます。見た目は若くても血管はボロボロということも実際あり得るのです。
血圧が高い・血糖値が高い・コレステロール値が高いなどは血流が悪く血管の老化が進んでいる可能性大。
血圧が高いと血管が硬くなり、血糖値が高いと血管が痛みます。コレステロールが高いと動脈の壁が厚くなり詰まりやすくなってしまいます。
血液の流れを良くサラサラな状態にしておくことが血管を丈夫にすることにも繋がります。丈夫な血管とサラサラな血液では血栓の出来やすさも多少違うのではないでしょうか。
まずは食生活を見直し、日頃から血液をサラサラに保つよう心がけ血管を丈夫にしていきましょう。
ポイントは①塩分を控える②暴飲暴食を控える③揚げ物は少なめに④甘いものやお菓子も少なめに⑤炭水化物を減らしその分、野菜や海のものを増やす
要はバランスの良い食事ですね。
あとは適度な運動も血中の悪玉コレステロールを減らし血液をサラサラにする効果があります。合わせて意識していけると良いですね。
血液をサラサラにする食材
私がお勧めする血液サラサラ食材は『納豆』と『ネギ類』です。
これらは血液をサラサラにするだけでなく、血栓を防ぐ働きもあります。更に納豆に関しては血栓そのものを溶かしてくれる働きもある優れた食材なのです。
ナットウキナーゼの血栓を溶かす効果は食べて2時間後から確認されていて8〜12時間程度持続します。このことから納豆は毎日1パック、血栓が出来やすくなる夜中に合わせて夕飯時に食べるのがおすすめです。
その他、納豆には効果を半減させてしまうNGな組み合わせがあるのでここで確認してみてください^_^
また、ネギ類に含まれるアリシンは血液が固まるのを抑制する働きがあります。血糖値も下げる働きがあるので血液サラサラ食材としてとても有名です。このアリシンの効果を高めるには、水にさらさないこと。アリシンは水にさらしてしまうと水に流れ出てしまいます。ネギ類はスライスしてそのまま食べるか、炒めるなどがおすすめです。
他にも、お茶・酢・キノコ類・海藻類・青魚なども悪玉コレステロールを減らしたり血糖値を下げる働きがあるので積極的に摂るようにすると良いでしょう。
まとめ
新型コロナウイルスについては、まだまだ分かっていないところが沢山あります。これをすれば重症化を防げるという確証はありませんが、やはり正常な免疫機能とスムーズに流れる血液を日頃から保つことは重症化リスクを最小限に抑える大切なポイントではないでしょうか。
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