若い頃の食べないダイエットが30歳以降の老化を加速する！

世の中にはとてもスリムでモデルさんみたいな人が沢山います。そんな人に憧れてダイエットに励む女性もたくさんいます。

手っ取り早く見た目を変えられる方法は食事。食べなければ体を作れないわけですから痩せます。

幸いにも20代前後の若い年代なら食べないダイエットをしてもそれほど見た目に影響がありません。

(中には吹き出物が出来てきたり覇気が無くなったりと影響がある方もいますが。)

ですが、そのツケが20代後半から徐々に現れ始めます…！

20代後半からツケが徐々に現れる

若い時はホルモンの分泌も活発で細胞もどんどん新しく入れ替わります。食生活が乱れていても体内で無毒化処理をどんどんやってくれます。

食事量が足りなく体内では栄養失調が起きていても表面上にはなかなか現れません。

しかし、体内では栄養不足からあらゆる機能が低下し、足りないエネルギー作るために筋肉が削られています。

そのままの生活を続けていくとどうなるでしょうか。

20代後半になってくるとどんな人でも徐々に新陳代謝もホルモン分泌も減ってきます。若さを保っていた機能が弱くなってくるのです。栄養不足の状態でなんとか維持できていた細胞も、年齢による機能低下を受けとうとう健康な状態を維持する事が難しくなってくるのです。

そう、誰でも訪れる「老化」がこの時から加速し始めます。

若い頃に無理なダイエットをしていた人・食生活が乱れていた人は、どこかで改善していかないと「肌の劣化（くすみ・たるみ・しわ・シミなど）」「体のたるみ」「中年太り」などが早い段階で加速してしまうのです。

ただでさえ現状維持が大変になってくる年代。さらに現状維持が難しくなってしまいます。

表面に現れにくい若い時期こそ、10年後の現状維持できる力をつけていくチャンス！

「今が良ければいい」「大事なのは今！」と思っている方もいるかと思います。ですが、10年後の自分も今を生きています。すぐやってきます。(経験者は語る)

今から10年後の土台を作っていきましょう！

20代女性の無理なダイエットによる栄養失調についての記事もあわせてご覧くださいね。

危険なダイエットの末路　20代女性に広がる栄養失調　| WOMAN SMAT | NIKKEI STYLE

徐々に減ってくる若さの素

年齢を重ねるごとに減ってくる「若さの素」はたくさんあります。25歳を過ぎると少しずつ減少は始まり、今までリカバーできていたものが出来なくなってきます。代表的なものを紹介しますね。

若返りホルモン

20代後半から減ってくる若返りホルモン。栄養失調状態ではこれらのホルモン分泌機能が低下します。30代以降はこれらをどう維持していくか？が課題です。

成長ホルモン

代謝を活発にするホルモンです。年齢とともに分泌が減ってきますが、筋肉を動かしたり良質の睡眠、規則正しい食生活で分泌を増やすことができます。

女性ホルモン

女性ホルモンは体に張りや潤いを与えます。栄養不足では分泌のバランスが崩れ、脂肪の減少が著しいと若い女性でも生理が止まってしまうこともあります。

DHEA

女性ホルモンの材料になるホルモンです。若返りホルモンまたは長寿ホルモンとも呼ばれています。活性酸素による酸化を抑制したり筋肉を強くしたりと若さの維持にとても大切なものです。

体内代謝

健康も美容もこの代謝にかかっています。代謝とは細胞の生まれ変わらせる新陳代謝もそうですし、毒素を無毒化したり脂肪を分解したりタンパク質を筋肉や肌にしたりという体内で起こっている化学反応全てのことを言います。

肌を綺麗に保つにも若々しい容姿を保つにも体内代謝があってこそ。そして代謝にはたくさんの栄養素が必要です。何かが足りなくても代謝はうまくいきません。食事量が足りないと代謝に必要な材料が足らず代謝がスムーズにいきません。

新陳代謝も滞ってしまい老化が進んでしまいます。

体内酵素

体内の代謝に必要な体内酵素は、生まれてから死ぬまでに決まった量しか使えません。過食やジャンクフードも体内酵素をたくさん使ってしまいますが、栄養が足りない状態でも体内酵素の働きが低下してしまいます。

体内酵素は体内の代謝に必要なもの。体内酵素を活性させることも新陳代謝には大切なことです。

筋肉

30歳ころから徐々に減ってくる筋肉。筋肉には水分がたくさんあり、熱を生み、成長ホルモンを分泌し、若さを維持するためにもとても重要なものです。食事量が足りないと筋肉を維持できず生命を維持するためにどんどん分解され使われてしまいます。見た目では細くなりますが、筋肉が痩せ細って細くなる現象は高齢の方に起こる現象と同じ。「若い」とも「健康」とも言えません。30代以降はいかに筋肉を維持するかが若さ維持・健康維持の要にもなります。

水分量

水分量も成人になった頃から徐々に減っていきます。先程お話しした筋肉の現象も水分量が減る原因になります。しかし、水分は筋肉だけでなく全ての細胞に存在しています。栄養が足りないと細胞内の水分量が減り、一つ一つの細胞が劣化してしまう結果に。見た目も不健康に、もちろん老化にもつながります。

まとめ

食べなければ痩せる。

しかし、それは痩せたのではなくやつれ。いずれそのツケは回ってきます。

「バランスの良い食事と運動」は美と健康の基本中の基本。30歳に近づいてきたらダイエットの質で見た目が分かれてきます！

今もし食事量を極端に減らしている自覚があり、それが良くないと薄々感じているのなら方向転換のチャンス！後で後悔する前に本当の美容ダイエットに切り替えてみましょう^ ^