【この記事について】本記事は 2026年10月12日 時点で、国税庁が公開している「給与所得・退職所得に対する源泉徴収簿の作成」の案内、「令和8年分 源泉徴収税額表」(月額表のExcel版を含む)と「給与所得の源泉徴収税額の求め方」、「年末調整のしかた」(記事末尾に出典)を実際に開いて確認し、そこに書かれている内容だけをまとめたものです。対象環境は Windows の Excel(Microsoft 365 / バージョン 16.0)です。記事の数式は、この環境で国税庁の月額表を実際に貼り付けて動かし、結果を確認しました。源泉徴収税額表は毎年見直されることがあり、令和8年分は令和7年分から変わっています。使う前に必ず、その年の税額表を国税庁のページから取り直してください。Excelの表は計算の手間を減らす道具です。最終的な税額と年末調整の計算は、税額表の現物・勤務先の担当者・税務署で確認してください。
源泉徴収簿は、Excelで作ってかまいません。国税庁は源泉徴収簿について「法令で定められたものではない」とし、毎月の源泉徴収の記録が分かり年末調整にも使えるものなら、給与台帳などで代用してよいと案内しています。作り方は、国税庁が配っている「月額表」のExcelファイルを1枚目のシートにそのまま貼り、2枚目の源泉徴収簿から INDEX と MATCH で税額を引くだけです。この記事の数式は、国税庁の設例(社会保険料等控除後 356,600円・扶養親族等2人)で 7,020円 と表どおりの値になることを確認済みです。

年末調整の全体像と、従業員が出す扶養控除等申告書の書き方は、先にまとめています。この記事は会社側(給与を払う側)が毎月つける源泉徴収簿1枚のExcel化に絞ります。

源泉徴収簿とは|Excelで作ってよい理由
源泉徴収簿は、給与を払う会社(源泉徴収義務者)が、従業員1人ずつ、毎月の給与の額・差し引いた社会保険料・源泉徴収した税額を記録しておく帳簿です。年末調整のときは、この1年分の記録を集計して使います。
国税庁は様式(PDFと入力用PDF)を配っていますが、案内ページには次の趣旨がはっきり書かれています。
- この源泉徴収簿は、源泉徴収事務の便宜を考えて国税庁が作ったもので、法令で定められたものではない
- 使っている給与台帳等でも、毎月の源泉徴収の記録などが分かり、年末調整にも使えるものであれば、それを利用して差し支えない
つまり「国税庁のPDFの形でなければいけない」わけではありません。毎月の数字と税額が1人1枚で追えて、年末に合計が出せれば、Excelの表で十分に役目を果たします。なお、2026年10月12日時点で国税庁のページに並んでいる源泉徴収簿の様式は、PDFと入力用PDFだけで、Excel版の様式はありません。だから自分で作る価値があります。
作るのはシート2枚だけ|全体の設計図
| シート名 | 中身 | 誰が触るか |
|---|---|---|
| 税額表 | 国税庁の「給与所得の源泉徴収税額表(月額表)」のExcel版から、金額の区分と甲欄の税額を値で貼り付けた表 | 年に1回(1月)差し替えるだけ。普段は触らない |
| 源泉徴収簿 | 1人1枚。1月〜12月の総支給金額と社会保険料等を入れると、控除後の金額と税額(甲欄)が自動で出る | 毎月の給与のたびに入力 |
ポイントは、税額を自分で計算する式を作らないことです。税額は国税庁の表に書いてある数字をそのまま引いてくるだけにします。表の数字を自分で打ち直すと、1か所の打ち間違いが1年分の税額を狂わせますが、国税庁のExcelから貼り付ければその心配がありません。
手順1|「税額表」シートを作る(国税庁の月額表を貼る)
国税庁の「令和8年分 源泉徴収税額表」のページには、PDFのほかに「給与所得の源泉徴収税額表(月額表)」のExcelファイルが置かれています(出典は記事末尾)。これを使います。
- 国税庁のページから月額表のExcelファイルをダウンロードして開く(シート名は「月額表」)
- 自分のブックに 「税額表」 という名前のシートを作り、1行目に見出しを入れる(下の表)
- 2行目に、105,000円未満の行を手で入れる(A2 に
0、B2 に105000、C2〜J2 にすべて0) - 国税庁の月額表で
B10:K286を選んでコピーし、税額表シートのA3を選んで[ホーム]→[貼り付け]の下の▼→[値の貼り付け] - (おすすめ)A2 から下を選び、[データ]→[並べ替え]で「以上」の列を昇順に並べ替える。途中の空白行がいちばん下へ寄り、表が詰まります
| 列 | A | B | C | D | E | F〜J |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1行目の見出し | 以上 | 未満 | 0人 | 1人 | 2人 | 3人〜7人 |
| 2行目(手入力) | 0 | 105000 | 0 | 0 | 0 | 0 |
令和8年分の月額表で確認した中身は次のとおりです。
- 社会保険料等控除後の給与等の金額が 105,000円未満 なら、甲欄の税額は扶養親族等の数にかかわらず 0円(だから2行目を手で足しています)
B10:K286には「以上」「未満」「甲欄 0人〜7人」の10列が入っていて、105,000円以上 740,000円未満までの 231行がすき間なく並んでいる(ページの見た目を整えるため、5行ごとに空白行が1行入っている)- K列が「7人」です。
B10:J286で止めると7人の列が丸ごと抜けます。私は最初の検証でこれをやって、7人の税額だけが合わなくなりました - L列は乙欄です。この記事の表では使いません(後述)
値で貼るのは、国税庁のファイルの書式や結合セルを持ち込まないためです。並べ替えをしなくても、私の環境では空白行があるままで数式は全行正しく動きましたが、表を詰めておくと目で見て確認しやすくなります。
手順2|「源泉徴収簿」シートの見出しと12か月の行
次に、1人分の源泉徴収簿を作ります。上に基本情報、5行目に見出し、6〜17行目が1月〜12月、18行目が合計です。
| セル | 入れるもの |
|---|---|
| A1 / B1 | 年分 / 令和8年分 |
| A2 / B2 | 氏名 / 従業員の氏名 |
| A3 / B3 | 扶養親族等の数 / その人の扶養親族等の数(0〜7の数字) |
| A5〜G5(見出し) | 月 / 支給月日 / 総支給金額 / 社会保険料等の控除額 / 社会保険料等控除後の給与等の金額 / 扶養親族等の数 / 税額(甲欄) |
| A6〜A17 | 1月〜12月 |
| A18 | 合計 |
「扶養親族等の数」は、従業員から出された扶養控除等申告書をもとに数えます。国税庁の「源泉徴収税額の求め方」では、源泉控除対象配偶者と源泉控除対象親族の合計数に、本人が障害者・寡婦・ひとり親・勤労学生に当たるときなどの加算をした数、と説明されています。数え方は申告書の書き方の記事にまとめています。

手順3|数式を入れる(コピペOK)
入れる数式は3本だけです。どれも6行目(1月)に入れて、17行目(12月)までフィルでコピーします。
E6:社会保険料等控除後の給与等の金額
=IF(C6="","",C6-D6)
国税庁の求め方では、税額表に当てはめる金額は「その月の給与等の金額から、厚生年金保険料・健康保険料・雇用保険料などの社会保険料等を控除した後の金額」です。総支給金額がまだ空欄の月は、空白のままにします。
F6:扶養親族等の数
=$B$3
ふだんは B3 の人数をそのまま使います。年の途中で家族が増えた・減ったなど、扶養親族等の数が変わった月は、その月から下のセルに数字を直接上書きしてください。
G6:税額(甲欄)
=IF(E6="","",IF(F6>7,"8人以上は手計算",IF(E6>=740000,"74万円以上は算式で計算",INDEX(税額表!$C$2:$J$400,MATCH(E6,税額表!$A$2:$A$400,1),F6+1))))
中身を分解するとこうなります。
MATCH(E6,税額表!$A$2:$A$400,1)… 「以上」の列で、E6 以下の最大の金額がある行を探す(最後の1が「近い値」の検索)。356,600円なら「356,000以上」の行が見つかるINDEX(税額表!$C$2:$J$400, 行, F6+1)… その行の、扶養親族等の数に合う列を取る。0人ならC列(1列目)、2人ならE列(3列目)なのでF6+1- 税額表に載っていない範囲(740,000円以上、扶養親族等8人以上)は、間違った数字を出さないように文字で知らせる
Microsoft 365 や Excel 2021 なら、XLOOKUP でも同じ値が出ます(並べ替えで表を詰めた場合の例)。
=XLOOKUP(E6,税額表!$A$2:$A$233,INDEX(税額表!$C$2:$J$233,0,F6+1),,-1)
最後の -1 が「一致するものがなければ次に小さい値」です。こちらも 356,600円・2人で 7,020円になることを確認しました。INDEX+MATCH と XLOOKUP の考え方は、こちらで詳しく説明しています。

18行目:合計
=SUM(C6:C17)
同じ形で D18・E18・G18 にも入れます(D6:D17、E6:E17、G6:G17)。年末調整のときに使う1年分の数字は、ここから拾います。
動作確認|国税庁の設例で 7,020円 になるか
作った表は、使う前に必ず国税庁の設例で確かめてください。「源泉徴収税額の求め方」には次の例が載っています。
- 給与等の支給額(月額)420,000円、社会保険料等 63,400円、扶養親族等の数 2人
- 控除後の金額は 356,600円(420,000円−63,400円)
- 月額表の「356,000円以上359,000円未満」の行と、甲欄「扶養親族等の数 2人」の交わるところ = 7,020円
C6 に 420000、D6 に 63400、B3 に 2 を入れて、G6 が 7,020 になれば、表の貼り付けと数式は正しく動いています。私の環境(Excel 16.0)で確かめた結果は次のとおりです。
| 入力(控除後の金額・人数) | G列の表示 | 確認したこと |
|---|---|---|
| 356,600円・2人 | 7,020 | 国税庁の設例と一致 |
| 359,000円・2人 | 7,150 | 「未満」の境目ちょうどは次の行に入る |
| 104,999円・0人 | 0 | 105,000円未満は0円 |
| 105,000円・0人 | 170 | 表の1行目 |
| 739,999円・0人 | 71,380 | 表の最後の行 |
| 740,000円・0人 | 74万円以上は算式で計算 | 表の外は数字を出さない |
| 255,000円・8人 | 8人以上は手計算 | 7人を超える人数は数字を出さない |
さらに、表の231行それぞれについて「以上ちょうど」「真ん中」「未満の1円手前」の3点 × 扶養親族等0〜7人の5,544通りを、国税庁のファイルの数字と1つずつ突き合わせ、すべて一致しました。
この表で出さないもの|ここは公式の方法で
上の数式は、月々の給与で、扶養控除等申告書が出ている人(甲欄)の、表に載っている範囲だけを引くものです。次の場合は、Excelに無理に計算させず、国税庁の税額表の現物で求めてください。
| 場面 | どうするか(国税庁の税額表に書かれている方法) |
|---|---|
| 控除後の金額が 740,000円以上 | 月額表の末尾に、金額の帯ごとの算式が文章で書かれている(例:740,000円の場合の税額に、740,000円を超える部分の一定割合を加算)。その帯の算式で求める |
| 扶養親族等が 7人を超える | 7人の欄の金額から、7人を超える1人ごとに1,610円(月額表の場合)を控除した金額 |
| 扶養控除等申告書が出ていない人 | 乙欄を使う(月額表のL列)。この記事の表は甲欄だけなので使わない |
| 賞与 | 「賞与に対する源泉徴収税額の算出率の表」を使う。ただし、前月中に普通給与の支払がない場合や、賞与の額が前月中の普通給与の額の10倍を超える場合は月額表を使う |
| 年末調整の計算 | この表では行わない。国税庁の「年末調整のしかた」の手順か、国税庁の「年末調整計算シート」(Excel)を使う |
なお国税庁の求め方には、事務機械で給与計算をしている場合は、財務大臣が告示する方法(電算機計算の特例)で税額を求めることもできると書かれています。この記事の表はその方法ではなく、月額表をそのまま引く方法です。給与計算ソフトを使っている会社は、ソフトがどちらの方法で計算しているかを確かめてから、この表と見比べてください。
賞与の行と、年末調整へ渡す数字
国税庁の源泉徴収簿の様式は、「給料・手当等」欄と「賞与等」欄から、「年末調整」欄へ数字を移す作りになっています(「年末調整のしかた」の手順1)。Excel版でも同じように、合計の下に賞与の行を足しておくと年末に迷いません。
| 行 | 入れるもの |
|---|---|
| 20行目 | 見出し:賞与の支給月日 / 総支給金額 / 社会保険料等の控除額 / 控除後の金額 / 税額 |
| 21〜23行目 | 賞与1回ごとに1行。控除後の金額は =IF(C21="","",C21-D21)。税額は賞与の算出率の表で求めて手入力 |
| 24行目 | 賞与の合計(=SUM(C21:C23) など) |
| 26行目 | 年間の合計=給料・手当等の合計+賞与の合計(例:=C18+C24) |
年末調整そのものの計算(給与所得控除後の金額、各種控除、年税額、過不足額)は、従業員から集めた申告書の内容が入るので、この表の外で行います。国税庁は、給与の総額や控除対象扶養親族の人数などを入れると年末調整の税額計算ができる「年末調整計算シート」(拡張子 .xlsm のExcelブック)を配っています。2026年10月12日時点の案内では、動作確認は Excel 2024 と Microsoft 365 版 Excel(デスクトップアプリ)で、シート内のセルをコピーして使わないこと、入力した金額や人数に誤りがないか必ず確認すること、と注意書きがあります。
毎年1月にやること|税額表を差し替える
この作り方のいちばん大事な決まりは、年が変わったら税額表シートを新しい年の月額表で貼り直すことです。
- 国税庁は、令和8年分の源泉徴収税額表について、令和7年度税制改正による基礎控除の見直し等に伴い、税額や扶養親族等の数の算定方法が変更になったと案内しています
- 同じページに、令和7年分以前の給与等の税額を出すときは、この税額表を使わないようにと書かれています
- 実際に令和8年分の月額表は、甲欄の税額が0円になる線が 105,000円未満です。前の年の表をそのまま使い続けると、この線から違ってきます
おすすめは、ブックを年ごとに分けることです(例:「源泉徴収簿_令和8年分.xlsx」)。税額表シートのA1付近に「令和8年分の月額表を2026年○月○日に貼付」とメモしておくと、どの年の表かが一目で分かります。差し替えたら、毎回「手順の動作確認」と同じように設例で7,020円になるか(その年の設例が変わっていればその数字)を確かめてください。
よくあるつまずき
| 症状 | 原因 | 直し方 |
|---|---|---|
| 7人のときだけ税額が0になる | 月額表を B10:J286 までしかコピーしていない(7人のK列が抜けている) |
B10:K286 で貼り直す |
| 105,000円未満の月だけ G列が #N/A になる | 税額表の2行目(0〜105,000円未満の行)を入れていない | 2行目を足す(A2=0、B2=105000、C2〜J2=0) |
| E列がマイナスになり、G列が #N/A になる | 社会保険料等の控除額を、総支給金額より大きく打ち間違えている | C列とD列の金額を見直す |
| 扶養が2人なのに0人の税額が出る | B3 が空欄(空欄は0として扱われ、0人の列を引く) | B3 に人数を入れる。入れ忘れが心配なら、B3 にデータの入力規則で0〜7の整数だけを許可する |
| 年が明けたら金額が合わない | 前の年の税額表のまま | その年の月額表で貼り直す |
AIに聞くときの注意|「数式の意味」と「表の形」までにする
数式が長くて読めない、列を足したいがどこを直せばいいか分からない、というときは AI に聞くと早く片づきます。たとえば Claude(ブラウザで claude.ai を開いて入力欄に書く)に、上の G6 の数式を貼って「この数式を1行ずつ日本語で説明して」「乙欄の列を足すならどこを変える?」と聞くと、数式の組み立てを説明してくれます。ただし、使ってよい範囲を先に決めてください(2026年10月12日時点の考え方です)。
| 内容 | |
|---|---|
| 頼んでよいこと | 数式の意味の説明/列や行を足すときの数式の直し方/#N/A などエラーの原因の候補を挙げてもらう |
| 任せてはいけないこと | 税額そのものを計算させること/扶養親族等の数を判定させること/年末調整の過不足額を出させること |
| 貼ってはいけないもの | 従業員の氏名・マイナンバー・実際の給与額。数式を聞くだけなら、金額はダミーで足ります |
理由ははっきりしていて、税額表は年ごとに変わり、AIが覚えている表が今年のものとは限らないからです。令和8年分は実際に表が変わっています。数字は国税庁の表から、判定は申告書と勤務先の担当者から。AIには「表の引き方」だけを手伝ってもらう、という分担にしておけば安全です。Claude の無料プランでどこまで使えるかは、こちらにまとめています。

https://kire-kara.com/2026/10/09/claude-pricing-free-pro-max-team/
、Proが月(年払い・0一括/月払いは)、Maxが0から、Teamが1人(年払い)から。表示はドル建てで10%の日本の消費税込みです。金額より効いてくる「5時間ごとのセッション制限と週ごとの制限」、Free と Pro の分かれ目、解約と払い戻しの決まりまで、2026年10月9日に公式ページとヘルプを実際に開いて整理しました。よくある質問
Q. 国税庁の源泉徴収簿の様式と同じ形でなくても大丈夫ですか?
A. 国税庁は、源泉徴収簿は法令で定められたものではなく、毎月の源泉徴収の記録などが分かり、年末調整のためにも使用できるものであれば、給与台帳等を利用して差し支えないと案内しています。形をそろえることより、毎月の数字と税額が1人ずつ漏れなく記録されていることが大事です。
Q. 月額表を自分で打ち込んで作ってもいいですか?
A. できますが、おすすめしません。月額表は105,000円から740,000円未満までで231行、甲欄だけで8列あります。国税庁のページに月額表のExcel版が置かれているので、それを値で貼るほうが早く、打ち間違いも起きません。
Q. パートやアルバイトにも同じ表を使えますか?
A. 月ごとに払う給与で、扶養控除等申告書が出ている人なら、同じ甲欄の表です。毎日・週ごと・日割りで払う給与は日額表、扶養控除等申告書が出ていない人は乙欄、日雇いの賃金は丙欄と、国税庁の求め方で使う欄が分かれています。その場合はこの記事の表では計算しないでください。
Q. 1人1シートにすると、シートが増えすぎます。
A. 源泉徴収簿シートを1枚作り込んだら、シートを右クリック→[移動またはコピー]→[コピーを作成する]で人数分を複製し、シート名を氏名にします。税額表シートは全員で1枚を共有できます(数式が「税額表!」を見に行くため)。
Q. 賞与の税額も自動にできますか?
A. 国税庁の求め方の設例では、賞与の税額は「前月中の普通給与(社会保険料等控除後)の金額」と扶養親族等の数を、賞与の算出率の表に当てはめて率を求めます。さらに、前月に普通給与の支払がない場合や、賞与が前月の普通給与の10倍を超える場合は月額表を使う、という例外があります。この記事では、賞与の税額は表で求めて手入力する形にしています。
まとめ
- 源泉徴収簿は法令で決まった様式ではない。毎月の記録が分かり年末調整に使えれば、Excelの表でよい(国税庁)
- シートは2枚。税額表に国税庁の月額表Excelの
B10:K286を値で貼り、源泉徴収簿から INDEX+MATCH で引く - 税額表に当てはめるのは社会保険料等を引いた後の金額。令和8年分は105,000円未満が0円
- 740,000円以上・8人以上・乙欄・賞与・年末調整は、表の外。国税庁の方法で求める
- 国税庁の設例(356,600円・2人=7,020円)で必ず動作確認。年が変わったら税額表を貼り直す
毎月の源泉徴収簿は、作りさえすれば「金額を2つ入れるだけ」の作業になります。最初の1枚を作るのに30分かかっても、残りの11か月と来年以降の時間がまとめて戻ってきます。国税庁の設例で7,020円が出た瞬間が、あなたの表が正しく動いた合図です。焦らず、1行ずつ確かめながら作ってみてください。
次に読む


参考にした一次情報(2026年10月12日 確認)
A2-2 給与所得・退職所得に対する源泉徴収簿の作成|国税庁
https://www.nta.go.jp/taxes/tetsuzuki/shinsei/annai/gensen/annai/1648_03.htm
令和8年分 源泉徴収税額表|国税庁
https://www.nta.go.jp/publication/pamph/gensen/zeigakuhyo2026/01.htm
給与所得の源泉徴収税額表(月額表)令和8年分|国税庁(Excel)
https://www.nta.go.jp/publication/pamph/gensen/zeigakuhyo2026/data/01-07.xls
給与所得の源泉徴収税額の求め方|国税庁(PDF)
https://www.nta.go.jp/publication/pamph/gensen/zeigakuhyo2026/data/19-22.pdf
令和8年分 年末調整のしかた|国税庁
https://www.nta.go.jp/publication/pamph/gensen/nencho2026/01.htm
年末調整計算シート|国税庁
https://www.nta.go.jp/taxes/tetsuzuki/shinsei/annai/gensen/annai/nencho_keisan/index.htm


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