【この記事について】本記事は 2026年10月13日 時点で、Microsoft と OpenAI の公式ページ・ヘルプ(記事末尾に出典)の記載を確認して書いています。各プランでの実際の操作画面は確認していません。Copilot・ChatGPT の機能・使用上限・価格は変更が速く、両社の公式ページにも上限やモデルが変わることがあると書かれています。記事中の価格は確認日時点の公式ページの表示です。職場で使えるかどうかは、会社の契約と管理者の設定によって変わります。契約や導入の判断は、必ず公式ページと社内の担当者に確認したうえで、ご自身の判断と責任でお願いします。
Copilot と ChatGPT の違いを一言でいうと、Copilot は「Microsoft の中で働く AI」、ChatGPT は「単体で何でも相談できる AI」です。どちらを使うかは性能の比べ合いより、「どこで使うか」で決めると迷いません。会社のパソコンで仕事の内容を扱うなら、まず会社が用意している Copilot(職場のアカウントで使う Copilot Chat)。私物のスマホやパソコンで文章や相談に使うなら、無料の ChatGPT でも Copilot でも十分です。この記事では、料金・Excel との関係・入力したデータの扱いの3つを公式情報で並べ、あなたがどちらを使えばよいかを3つの質問で決められるようにします。

まずはこれだけ|3つの質問で決める
次の質問に上から答えてください。最初に「はい」になったところが、あなたの答えです。
| 質問 | 「はい」なら | 理由 |
|---|---|---|
| Q1. 会社の情報(顧客名・社内の数字・社内文書)を入れて使いたい? | 会社が用意した Copilot を使う(なければ社内の担当者に聞く) | 職場のアカウントで使う Copilot Chat は、プロンプトと応答がエンタープライズ データ保護の対象で、基礎モデルの学習に使われないと公式に書かれている |
| Q2. Excel や Word の画面の中で、AI にブックを直接触らせたい? | Copilot が近道(対象の Microsoft 365 の契約が必要) | Excel の中の Copilot は、Microsoft 365 の対象プランに含まれる形で提供されている |
| Q3. 私物の端末で、文章・アイデア出し・調べものに使いたい? | 無料の ChatGPT か無料の Copilot。迷ったら両方試す | どちらも無料で始められる。違いは「得意な使い方」と「有料版の値段」 |
40代の事務の方なら、多くは Q1 か Q2 に当てはまるはずです。仕事の書類を個人の無料 AI に貼るのは、性能以前に避けたほうがよい使い方です。その理由は後半の「データの扱い」で説明します。
Copilot と ChatGPT の違い|早見表
同じ「AI チャット」でも、作っている会社と、組み込まれている場所が違います。
| Copilot(Microsoft) | ChatGPT(OpenAI) | |
|---|---|---|
| どこで使うか | Web・Windows・スマホのアプリ、Edge、Word・Excel などの Microsoft 365 アプリの中 | Web・デスクトップアプリ・スマホのアプリ |
| 無料版 | あり。サインインしなくても使える(サインインすると履歴・長い会話などが使える) | あり。テキストのチャットは回数無制限(不正利用防止の制限あり)。アップロード・画像作成などは別の上限 |
| 個人の有料版 | Microsoft 365 Personal/Family/Premium に含まれる(Word・Excel などのアプリ代込み) | Go/Plus/Pro(AI の利用料だけ) |
| 職場向け | 対象の Microsoft 365 を契約している会社なら Copilot Chat が追加料金なし。社内データを使う版は有料のアドオン | Business(2名以上)/Enterprise |
| Excel との関係 | Excel の中に Copilot が入る(対象の契約が必要) | 料金ページの比較表に「Excel・Word・PowerPoint 向けの拡張機能」が載っている(無料版は上限あり) |
| 入力内容の学習 | 職場のアカウントの Copilot Chat は基礎モデルの学習に使われない | 個人向けプランは学習に使われることがある。設定でオフにできる。Business などは既定で使われない |
表のとおり、「どちらが賢いか」は表に入れていません。両社ともモデルを頻繁に入れ替えていて、公式ページでも上限やモデルは変わることがあると書かれているからです。今日の性能差で選ぶより、自分の環境で使える方を選ぶほうが、半年後も通用する選び方です。
料金の違い|同じ「月額」でも中身が違う
個人で有料版を検討するときに一番まちがえやすいのが、ここです。2026年10月13日に公式ページで確認した価格を並べます。
| サービス | プラン | 月額(公式ページの表示) | 含まれるもの |
|---|---|---|---|
| Copilot | Microsoft 365 Personal | ¥2,130/月(年払い ¥21,300) | Word・Excel・PowerPoint などのアプリ+アプリの中の Copilot(AI クレジットと使用上限あり) |
| Microsoft 365 Family | ¥2,740/月(年払い ¥27,400) | ||
| Microsoft 365 Premium | ¥3,200/月(年払い ¥32,000) | ||
| ChatGPT | Go | ¥1,400/月 | 無料版より多くのメッセージ・アップロード・画像生成。広告が表示される場合がある |
| Plus | ¥3,000/月 | より高度なモデル、上限の拡大、プロジェクトなど | |
| Pro | ¥16,800/月から | さらに大きな利用枠(調査・開発向け) |
ポイントは2つです。
- Copilot の個人向けプランは「Office の代金」込み。すでに Microsoft 365 Personal などを家で契約しているなら、Copilot のために新たに払うお金はありません。逆に、Office が不要な人には割高に見えます。
- Family で家族と共有していても、アプリの中の Copilot を使えるのは所有者だけ。Microsoft の公式ページに、AI 特典はサブスクリプションの所有者だけが使え、共有できないと書かれています。
Copilot の無料版でどこまでできるか、個人と職場で何が違うかは、こちらで詳しく整理しています。

Excel で使うなら|「中で動く」か「横で相談する」か
当サイトの読者に一番多いのは、Excel の作業で AI を使いたい方です。ここで両者の違いがはっきり出ます。
Copilot:Excel の中で、開いているブックを相手にできる
Microsoft の Excel の公式 FAQ によると、Excel の中の Copilot を使うには、次のどれかが必要です。
- AI クレジットのある Microsoft 365 Personal または Family
- Microsoft 365 Premium
- 会社の Microsoft Copilot(有料)のライセンス
- Copilot Chat の対象になっている会社の Microsoft 365
職場では、Copilot の画面に 「Premium」(有料のアドオンあり)か 「基本/Basic」(アドオンなしの標準アクセス)の表示が出ます。同じ FAQ には、Excel の Copilot がブックの編集に Anthropic の Claude と OpenAI の GPT のモデルに対応し、切り替えられるとも書かれています(切り替えには商用の Microsoft Copilot か Microsoft 365 Premium が必要)。つまり「Copilot か ChatGPT か」は、Excel の中ではもう二者択一ではなくなりつつあります。
ChatGPT:別の画面で、数式や VBA を相談する
ChatGPT は基本的に Excel の外で使います。「A列の日付が今月のものだけ、B列を合計する数式を教えて」のように質問して、返ってきた数式を自分で貼り付ける使い方です。ブックを直接いじらないぶん、どこを変えたかが自分で分かるのは安心材料です。
なお、ChatGPT の料金ページの比較表には「Excel、Word、PowerPoint、Google スプレッドシート向けの拡張機能」という行があり、無料版と Go は「上限あり」、Plus は利用可と表示されています。会社のパソコンに拡張機能を入れてよいかは、社内のルールで決まります。勝手に入れず、担当者に確認してください。
Excel の中で Copilot を開く場所や、頼み方の型はこちらにまとめています。

データの扱い|仕事で使うならここが本当の分かれ目
違いの中で一番大事なのが、入力した内容がどう扱われるかです。公式ページの記載を並べます。
| 使い方 | 公式ページに書かれていること |
|---|---|
| 職場のアカウントの Copilot Chat | プロンプトと応答は、エンタープライズ データ保護(EDP)がある Microsoft 365 の中で処理され、基礎モデルのトレーニングには使用されない。EDP が適用されているときは、画面上部の[New Chat]の横に緑色の盾が表示される |
| ChatGPT の個人向けプラン(無料・Go・Plus・Pro) | 会話がモデルの学習に使われることがある。設定の[データコントロール]で「すべての人のためにモデルを改善する」をオフにすると、新しい会話は学習に使われない。一時チャットも学習に使われない |
| ChatGPT Business/Enterprise | 既定でワークスペースのコンテンツを学習に使わない |
ここから言えるのは、「仕事の情報を入れるなら、会社が契約している環境で」という一点です。会社で Microsoft 365 を使っているなら、追加料金なしの Copilot Chat が最初の候補になります。画面に緑の盾が出ているかを、使う前に一度見てください。
ChatGPT を個人で使う場合も、学習をオフにすれば安全になるわけではありません。オフにしても、氏名・顧客名・社内の数字は貼らない。数字を架空のものに置き換えて質問すれば、答えの質はほとんど変わりません。
得意な使い方の違い|どちらでもできること・片方が楽なこと
| やりたいこと | 向いている方 | 理由 |
|---|---|---|
| 受信メールの要約、会議の準備 | Copilot(職場) | Outlook の Copilot Chat は、メール・予定表などのユーザーデータにアクセスして答えられると公式に書かれている |
| 開いているブックの集計・グラフ作成 | Copilot(Excel の中) | ブックを直接相手にできる |
| 数式・VBA の作り方を相談 | どちらでも | 質問して答えを自分で貼る使い方なら差は小さい |
| 文章の下書き・言い換え・アイデア出し | どちらでも | 無料版で十分試せる |
| 長い会話を何度も続ける(私用) | ChatGPT | 無料版でもテキストのチャットは回数無制限と案内されている |
表を見ると分かるとおり、「どちらでも」が意外に多いのです。だからこそ、最初の3つの質問(データ・場所・端末)で決めるのが近道になります。
なお、ChatGPT と並んでよく比べられる Claude を仕事で使う場合の料金は、こちらにまとめています。

https://kire-kara.com/2026/10/09/claude-pricing-free-pro-max-team/
、Proが月(年払い・0一括/月払いは)、Maxが0から、Teamが1人(年払い)から。表示はドル建てで10%の日本の消費税込みです。金額より効いてくる「5時間ごとのセッション制限と週ごとの制限」、Free と Pro の分かれ目、解約と払い戻しの決まりまで、2026年10月9日に公式ページとヘルプを実際に開いて整理しました。よくある質問
Q. Copilot の中身は ChatGPT と同じですか?
A. 同じではありません。Copilot は Microsoft のサービスで、複数のモデルを組み合わせて使います。Microsoft の公式ページには、Copilot Chat が応答の生成に複数のモデルを使う場合があること、Excel の Copilot が OpenAI の GPT と Anthropic の Claude のモデルに対応していることが書かれています。使っているモデルより、どこに組み込まれているかが違うと考えると分かりやすいです。
Q. 両方とも無料で使って、比べてもいいですか?
A. 私物の端末で、仕事の情報を入れない範囲なら問題ありません。同じ質問を両方に投げて、自分にとって分かりやすい答えを返す方を残すのが、一番確実な選び方です。
Q. 会社で ChatGPT を使ってもいいですか?
A. 会社のルール次第です。個人の無料アカウントに仕事の情報を入れるのは避けてください。会社として使うなら、ChatGPT Business(2名以上)のような法人向けプランがあり、既定でデータを学習に使わないと案内されています。まずは社内の担当者に、使ってよい AI と、入れてよい情報を確認しましょう。
Q. 有料版にするなら、どちらがお得ですか?
A. Word・Excel を家でも使うなら Copilot(Microsoft 365 個人向けプラン)、Office は不要で AI だけ使いたいなら ChatGPT(Go または Plus)が、払う中身に無駄がありません。いきなり年払いにせず、まずは無料版で1週間使ってみて、足りないと感じてから考えれば十分です。
Q. 職場の Copilot に「Premium」も「基本」も出ません。
A. 会社の契約の対象外か、管理者の設定で使えない状態の可能性があります。自分で設定を変えようとせず、社内の担当者に確認してください。
まとめ
- Copilot は Microsoft の中で働く AI、ChatGPT は単体で相談する AI。性能より「どこで使うか」で選ぶ。
- 仕事の情報を入れるなら、会社が用意した Copilot Chat。緑の盾が出ていれば、プロンプトと応答は基礎モデルの学習に使われない(公式)。
- Excel の中で直接ブックを触らせたいなら Copilot(対象の Microsoft 365 の契約が必要)。数式や VBA の相談だけなら、どちらでも。
- 料金の中身が違う。Copilot の個人向けは Office 込み(¥2,130〜/月)、ChatGPT は AI だけ(Go ¥1,400/月・Plus ¥3,000/月)。
- ChatGPT の個人向けは、設定で学習をオフにできる。それでも氏名や社内の数字は貼らない。
AI 選びで迷っている時間は、実はもったいない時間です。今日は、会社の Copilot に緑の盾が出るかどうかだけ確かめてみてください。出ていれば、あなたの職場にはもう「安心して仕事に使える AI」が用意されています。あとは、明日の仕事を1つだけ頼んでみるところから始めれば大丈夫です。
次に読む



https://kire-kara.com/2026/10/09/claude-pricing-free-pro-max-team/
、Proが月(年払い・0一括/月払いは)、Maxが0から、Teamが1人(年払い)から。表示はドル建てで10%の日本の消費税込みです。金額より効いてくる「5時間ごとのセッション制限と週ごとの制限」、Free と Pro の分かれ目、解約と払い戻しの決まりまで、2026年10月9日に公式ページとヘルプを実際に開いて整理しました。参考にした一次情報(2026年10月13日 確認)
Microsoft Copilot (無料) と Microsoft 365 の Copilot の違いは何ですか|Microsoft サポート
https://support.microsoft.com/ja-jp/microsoft-365-copilot/what-s-the-difference-between-microsoft-copilot-free-and-copilot-in-microsoft-365
Microsoft 365 のプラン & 価格を比較|Microsoft Store
https://www.microsoft.com/ja-jp/microsoft-365/buy/compare-all-microsoft-365-products
個人向けの Microsoft 365 サブスクリプション全体での AI の使用方法|Microsoft サポート
https://support.microsoft.com/ja-jp/microsoft-365-copilot/ai-credits-and-limits-for-microsoft-365-subscriptions
Excel の Copilot に関してよく寄せられる質問|Microsoft サポート
https://support.microsoft.com/ja-jp/excel/copilot/frequently-asked-questions-about-copilot-in-excel
Microsoft Copilot Chat プライバシーと保護|Microsoft Learn
https://learn.microsoft.com/ja-jp/copilot/privacy-and-protections
Microsoft Copilot および Microsoft Copilot Chat におけるエンタープライズ データ保護|Microsoft Learn
https://learn.microsoft.com/ja-jp/microsoft-365/copilot/enterprise-data-protection
料金|ChatGPT
https://chatgpt.com/ja-JP/pricing/
ChatGPT 無料版に関するよくある質問|OpenAI Help Center
https://help.openai.com/ja-jp/articles/9275245-chatgpt-free-tier-faq
ChatGPT のデータ管理|OpenAI Help Center
https://help.openai.com/ja-jp/articles/7730893-data-controls-faq


コメント