お風呂を嫌がる子どもを無理やり入れるのは、親も子も消耗します。毎晩の「お風呂バトル」でHPが削られているなら、今日から作戦を変えましょう。
結論:5歳は「説得」より「スイッチ」です。
お風呂を“義務の場所”から「不思議が詰まった実験室」に変えると、子どもは自分から入ってきます。親は怒らなくて済む。これが一番ラクです。
今夜の最短ルート(最初の3分で勝負)
- 導入の一言:「今日の風呂は“実験室”ね。科学者さん、出動!」
- 最初の実験は“派手なやつ”:水車 or 洗面器浮力(反応が速い)
- 成功体験を言語化:「今の“当たり”どこ?もう一回やろう」
- 親は湯船で見守り:子どもが回り出したら、親は休む(第二のリビング化)
実は、お風呂は「浮く」「押される」「速くなる」みたいな物理の基本を、体で覚えられる家庭内の実験室です。高価な教材は不要。家にあるもので十分できます。
20年前、うちの子が5歳のころに試して「嫌がって入らない」を減らせた遊びをベースに、今は孫で再検証しながらアップデートしています。
50代ブログ主「メリ爺」の、机上じゃない“現場のコツ”をまとめます。
お金も道具もいらない!親子で驚く「お風呂の科学実験」5選

ポイントはひとつ。「なぜ?」の芽を育ててあげる。最初は“現象”を楽しみましょう。その次は「なぜ?どうして?」を足せばOKです。この時、答えを教えてはいけません。ヒントを与えながら子供に考えさせるのです。
安全メモ(5歳向け・必読)
- 滑りやすいので、走らない/立ち上がらない(親が最初に宣言)
- 小物は誤飲注意:3歳未満がいる家庭は“部品が小さい玩具”は避ける
- 目に入ると痛い素材(洗剤・入浴剤の粉・刺激のある泡)は使わない
- シャワー遊びは温度固定(熱くしない)+顔に当てない
1. 水車と重力:どこに水を当てれば一番速く回る?
答え:回転の軸から遠い「羽の端」に当てると回りやすいです。力の効き方(てこの感覚)を“目で”理解できます。
やり方:ペットボトル工作でもOKですが、最初は「洗面器+手」でも始められます。
私が孫とやった時は、最初に中心へ当てて「全然回らん…」と空気が重くなりました。そこで、羽の外側へ少しずつズラしたら、ある地点で急に回転数が上がって孫が「魔法みたい!」と叫んだんです。あれで完全にスイッチ入りました。
- 中心付近:回りにくい(効きにくい)
- 羽の先端:少ない水でも回る(効きやすい)
声かけ例:「良いこと考えた!真上から沢山のお湯をかければ早くなるぞ!・・・あれ?止まったぞ?なんでだ???」
2. シャワーと水の勢い:出口を指で狭くすると飛距離が伸びるのはなぜ?
シャワーの出口を少し狭くすると、水の出方が変わって勢い(飛距離)が出ます。厳密な理屈は色々ありますが、5歳には「通り道が細くなると速く飛ぶ」で十分伝わります。
おすすめは「壁のマーク狙い撃ち選手権」。ただ湯をかけるのではなく、「指の力加減で飛距離が変わる」発見を共有します。
【体験談】 指で押さえすぎて自分に跳ね返り、「自爆した!」と大ウケした回がありました。こういう“失敗の笑い”は一生の記憶に残ります。
声かけ例:「出る勢いは強くなったけど、溜まるスピードも早くなるのかな?」
3. 洗面器と浮力:水の中の「空気」はなぜ上に逃げる?
空の洗面器を逆さまにして、垂直にグーッと沈めてください。手を離すとボンッと浮き上がります。これが「浮く力」を体で覚える最短ルート。
声かけ例:「洗面器は空だと浮くけど、お湯を沢山入れた洗面器はどうかな?」
勢いで水が飛び散り顔にかかってビックリする子もいるので、そこで怖がったら無理せず、「浅いところで小さくやろう」に切り替えます。
4. 水鉄砲と圧縮:空気は押せるのに、水は押せない不思議
水鉄砲や100均のシリンジ(注射器型おもちゃ)で、「空気は縮む」「水はほとんど縮まない」を体感できます。理科の土台になるやつです。
| 中身 | 出口を塞いで押した結果 |
|---|---|
| 空気だけ | グッと押せる(しなる) |
| 水だけ | カチッとして動きにくい |
声かけ例:「水は“ぎゅー”ってできないんだ。硬いね!」
5. シャボン玉と泡:お湯の上だとすぐ消えるのはなぜ?
お風呂でシャボン玉を作って、お湯に触れた瞬間にパチンと消える様子を観察します。理由は一言で言うと、熱・湯気・水面の状態で泡の膜が保ちにくいから。ここも難しい説明は不要です。
比較が燃えるポイント:
- 湯面:すぐ消えやすい
- 乾いた浴槽の縁:意外と残ることがある
- 泡がたくさんある場所:残りやすいことがある
声かけ例:「場所で“強さ”が違うね。どこが最強?」
こうした科学遊びに夢中になっている間は、お風呂を嫌がっていたこと自体を忘れます。親はその隙に、湯船で呼吸を整えましょう。
スマホに頼らない“整う暇つぶし”は、こちらでもまとめています。
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現代はさらに凄い!科学遊びを加速させる「令和の進化系トイ」
!["reiwa_bath_toys]](https://kire-kara.com/wp-content/uploads/2026/02/toy_drying_storage.webp)
工作が苦手でも大丈夫。今は「仕組みが見える」おもちゃが強いです。
ただし、ここは買って終わりではありません。“乾きやすさ・片付けやすさ”までが勝負です。
実験の後の「片付け」までが科学。清潔なリビングを守るコツ
おもちゃの「乾燥」と「収納」を科学する
結論から言うと、お風呂遊びを継続するには「乾燥」がかなり効きます。浴室は高温多湿になりやすく、ヌメリやカビが出やすい環境だからです。
私は昔、水車のおもちゃを浴槽の角に放置し、数日後に内部が黒っぽくなって泣く泣く処分した失敗があります。そこから学んだのは、片付けを「作業」ではなく“実験道具のメンテナンス”にすること。
子どもにはこう言います。
「バイキンは、お水とあったかい場所が大好き。このままだと“基地”になる。だから空中に逃がしてあげよう!」
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「浮かせる収納」でヌメリの条件を断つ
接地面を減らすと乾きやすくなります。我が家ではメッシュバッグやマグネット式ラックで、おもちゃを“浮かせる収納”に寄せています。
| 収納方法 | 狙い(理由) |
|---|---|
| メッシュバッグに吊るす | 風が通って乾きやすい |
| マグネットラック | 床・棚に接地しにくい=ヌメリが出にくい |
| 最後に軽く流す | 石鹸カス等の残りを減らす |
「吊るす/磁石で浮かせる」の発想は、おもちゃでもそのまま使えます(賃貸でもOKなやり方)。
あわせて読みたい(吊るす・浮かせるの実例):

溝が多い床(例:ほっカラリ床など)の家庭ほど、床置きを減らすだけで「あとがラク」になりやすいです。
すでにパッキンなどに汚れが出ているなら、無理にこすらず素材を傷めない手順でリセットしましょう。
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親の「自分時間」を守るための予防策
[cite_start]子どもが片付けまでやるようになると、親の最後の掃除負担が減ります。浮いた数分が「第二のリビング」の自分時間です [cite: 2]。
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よくある質問(5歳のお風呂バトル対策)

Q. 何分くらい遊ばせればいい?
A. 最初は5〜10分でOKです。「もっとやりたい」で切り上げると、翌日も食いつきます。
Q. 毎日やらないとダメ?
A. 毎日じゃなくて大丈夫。週2〜3回でも「お風呂=楽しい」の上書きが進みます。
Q. お風呂が散らかって地獄になりそう…
A. だからこそ「浮かせる収納」+「乾燥」+「最後に流す」の3点セットです。遊びを続けるためのインフラです。
まとめ

お風呂は「汚れを落とす場所」だけじゃありません。親子の好奇心を爆発させ、絆を深める“いちばん身近な科学館”になります。
大事なのは、知識を教え込むことではなく、親が一緒に「不思議だね!」と驚くこと。その余裕を作るために、便利なおもちゃに頼るのもアリです。
今夜は、シャワーの先を少しだけ指で絞ってみることから始めませんか?
本記事で紹介した科学を体験できる知育トイ一覧
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