浴室に入った瞬間、視界の端に入るドアの黒カビ。「せっかくのリラックスタイムなのに…」と、見るたびに気分が下がってしまいますよね。
特にガラス(樹脂パネル)のくすみや、ゴムパッキンの黒い点々は、スポンジでこすってもなかなか取れず、掃除のやる気を削ぐ最大の敵です。
実は、浴室ドアのカビが落ちないのは、あなたの掃除力が不足しているからではありません。
「薬剤を当てる順番」と「垂れ対策(密着時間の確保)」がズレているだけです。
結論から言うと、正しい換気と防護を行った上で、塩素系カビ取り剤を「ガラス面=直噴射」「フチ=キッチンペーパー湿布」と使い分けると、状態によってはその日のうちに見た目が大きく改善します。
当ブログ「ウチ風呂万歳!」の方針として、強い薬剤を雑に勧めるだけの無責任なことはしません。
危険性を極限まで下げた安全手順を最優先し、実際に私(メリ爺)が自宅の浴室ドアで検証した「成功と失敗の分岐点」も含めて公開します。
結論:浴室ドア黒カビは「安全+当て方」で決まる(60秒で全体像)

今日やる“勝ち筋”7手順(チェックリスト)
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浴室ドアのカビ取りは、勢いで始めると失敗します。以下の7ステップを「型」として固定化してください。
【浴室ドア復活の7ステップ】
- 換気(2か所以上を開放して空気の道を作る)
- 防護(ゴム手袋・マスク・保護メガネ/ゴーグル)
- 予洗い(中性洗剤で皮脂・石けんカスを落とす)
- 水気除去(薬剤が薄まらないよう拭き取る)
- 塗布&湿布(ガラスは噴射、フチはペーパー湿布)
- 放置(製品表示の範囲で15〜30分目安 ※乾燥厳禁)
- すすぎ&乾燥(大量の水で流し、最後は拭き上げる)
以前、私が「4. 水気除去」と「5. 湿布」をサボって、濡れたゴムパッキンに直接スプレーした時は、黒カビの芯が残りました。
薬剤が水滴で薄まり、さらに重力で垂れて接触時間が足りなかったのが原因です。
この「ひと手間」が勝負を分けます。
安全の最重要ポイント(ここだけは省略不可)
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塩素系のカビ取り剤は便利ですが、使い方を間違えると健康被害のリスクがあります。
以下は必ず守ってください(製品表示の注意書きが最優先です)。
- 換気は「給気」と「排気」をセットで私は「浴室の換気扇(強)」+「脱衣所の窓」+「浴室ドアを少し開ける」の3点で、空気の道を作ります。密室作業は非常に危険です。
- 完全防備スタイルゴム手袋、マスク、保護メガネ(または水中ゴーグル)。目に入ると強い刺激や重い障害につながるおそれがあります。
- 体調優先少しでも体調が悪い時、呼吸器系に不安がある時は中止してください。
私も、塩素のニオイを強く感じたり、目がチカチカする違和感が出た時点で、すぐに退室して休憩を入れています。
「無理をしない」が、継続的なお風呂管理の鉄則です。
黒カビとは?浴室ドアに出やすい理由(ガラス・フチ別)
黒カビ=“根”が残ると戻る(こすっても勝てない理由)
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「先週こすって落としたはずなのに、もう黒い点が出ている…」
これは、黒カビが素材の奥に残っている可能性が高い状態です。
ゴムパッキンなど柔らかい素材は、ブラシで強くこすると微細な傷がつきやすく、そこに汚れや菌が入り込むと厄介になります。
だからこそ、物理で削るより薬剤を“密着させる”方が勝率が上がります。
我が家(築15年・折れ戸)では、ブラシ洗いだけで済ませた箇所は、湿度が高い時期に体感で1週間前後でうっすら戻りやすかったです。
逆に、湿布で密着させた箇所は、見た目の復活が明らかに早かったです。
ドア周りは「水滴+石けんカス+通気ムラ」が溜まり場
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浴室の中でも、特に「ドア」にカビが集中しやすいのは、カビにとっての好条件が揃いやすいからです。
| 部位 | 溜まりやすいもの |
|---|---|
| ガラス面(樹脂パネル) | シャワーの飛沫(石けんカス・皮脂)が広く付着。 |
| ゴムパッキン・フチ | 水分が残りやすく乾燥しにくい。密着しないと薬剤が流れ落ちる。 |
| 通気口(ガラリ)・下枠(レール) | ホコリ+湿気が溜まりやすい。構造が複雑で届きにくい。 |
特に私の浴室では、ドア下部のパッキン付近に「ピンクぬめり」が出ている時期に、黒カビが増えやすい傾向がありました。
「ピンク汚れも気になる…」という方は、先にそちらの対策も押さえると再発が遅くなります。

作業前の準備:失敗する人はここで負ける(装備・素材・NG組み合わせ)
用意するもの(最低限+あると勝率UP)
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作業中に「アレがない!」と脱衣所へ戻るのは、汚れ・薬剤の持ち出しリスクが上がります。
事前に揃えてからスタートしましょう。100均で揃うもので十分戦えます。
【必須アイテム】
- 塩素系カビ取り剤(浴室用の泡タイプが扱いやすい)
- ゴム手袋
- マスク・保護メガネ
- キッチンペーパー(湿布用)
- ラップ(乾燥防止用)
【あると便利(勝率UP)】
- 古歯ブラシ・目地ブラシ(通気口・レール用)
- マスキングテープ(養生用)
- 雑巾/ペットシーツ(液だれガード)
- 中性洗剤(予洗い用:ウタマロクリーナー等でもOK)
混ぜるな危険:酸性(クエン酸等)・アンモニア・アルコール等と併用しない
を一目で理解.webp)
これは何度言っても言い過ぎではありません。
塩素系カビ取り剤と、酸性洗剤(クエン酸・サンポール等)を同時に使うのは絶対にNGです。
また、製品や成分の組み合わせによっては、アンモニア系・アルコール系との併用も避けた方が安全です。
「水垢も気になるからクエン酸で掃除して、その後にカビ取りを…」
この流れは危険が増えます。やるなら日を分けるのが基本です。
私のおすすめ運用(安全側)
- 土曜日:カビ取り(塩素系) → しっかりすすぐ
- 日曜日:何もしない(換気・乾燥)
- 翌週以降:水垢取り(酸性系)
「1日で全部やりたい」気持ちは分かりますが、事故リスクを増やす必要はありません。安全に勝るものはありません。
素材チェック(ガラス/樹脂/ゴム/金属枠)と“垂れ防止”の意味

浴室ドアは、樹脂パネル、ゴム、金属枠などの複合素材です。
カビ取り剤を長時間放置しすぎると、素材によっては変色・劣化のリスクがあります。必ず製品表示の範囲で行ってください。
特に注意したいのが「液だれ」です。
ドアに吹きかけた薬剤が垂れて、脱衣所のフローリングや木枠に付着すると、脱色などのトラブルにつながります。
私は必ず、ドアの下に雑巾やペットシーツを敷いて液だれをガードしています。
そして、この後の「キッチンペーパー湿布」は、カビへの密着だけでなく、垂れを抑える意味でも重要です。
落とし方:ガラス面は“広く”、フチは“湿布”で当て切る
ガラス面・樹脂パネルの手順(直噴射→放置→流す)

ガラス面(実際は樹脂パネルが多いです)は、パッキンより根が浅いことが多いです。
ここは「広めに当てる」+「時間」で勝てます。
- 予洗い(重要)中性洗剤で皮脂・石けんカスを落としてから。ここを飛ばすと、汚れの膜がバリアになります。
- 水気除去タオル等で水分を拭き取り、薬剤が薄まらない状態にします。
- 下から上へスプレー下から上に向けると、垂れ筋が出にくいです。約15cm離して、黒ずみがある箇所より広めに。
- 放置(製品表示の範囲で10〜15分目安)乾くと効きが落ちるので、乾燥しそうなら湿度を保つ工夫(ラップ等)を。
- 十分に洗い流すぬめりがなくなるまで念入りに流します。
なお「樹脂パネルの曇り(白っぽいくすみ)」は、黒カビではなく石けんカス系の汚れが原因のこともあります。
黒カビ以外が疑わしい場合は、こちらの記事も参考になります。

フチ・ゴムパッキンの手順(キッチンペーパー湿布)
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ここが本番です。
パッキンやフチは垂直面なので、スプレーだけだと液が落ちて接触時間を稼げません。
そこで「湿布法」を使います。
- ペーパーをこより状にする幅を合わせて細長く折ります。細すぎると浮きやすいので注意。
- ペーパーに薬剤を含ませて貼るスプレーの跳ね返りが怖い場合は、紙コップに薬剤を出し、古歯ブラシ等でペーパーに塗ると安全です。
- 角の奥へ押し込む(ここが勝敗)私は「角の奥まで押し込めたところ」は白く戻り、押し込みが甘い端は薄く残りました。
- ラップで覆って乾燥防止ラップ無しだと途中で乾いて効きが落ちやすいです。
- 放置(製品表示の範囲で15〜30分目安)
【失敗しやすい原因チェック】
- ペーパーが細すぎて浮いている
- 角の奥に押し込めていない
- ラップ無しで途中で乾いている
- 水気除去をサボって薬剤が薄まっている
パッキンの黒カビをもっと深掘りしたい方は、パッキン特化の記事もあわせてどうぞ。

レール・通気口(ガラリ)の手順(ホコリを先に出す)
ドア下枠(レール)と通気口は、薬剤が届きにくい“詰まりゾーン”です。
ここは順番が大事で、いきなり薬剤よりホコリ・ヌメリを先にかき出す方がうまくいきます。
- 乾いた状態でホコリをかき出す古歯ブラシ、綿棒、竹串(先端を丸める)、100均のすき間ブラシなど。金属でガリガリ削るのは素材を傷めやすいので避けます。
- 中性洗剤で予洗いヌメリがあるなら中性洗剤で一度洗ってから。
- 必要に応じて塩素系を“短時間”で構造部は素材が混在しやすいので、製品表示の範囲で短めに。最後はしっかりすすぎます。
「外して丸洗いしたい」という方もいますが、浴室ドアはメーカー・型式で外し方が違います。
無理に外さず、取扱説明書(メーカー公式)で手順が確認できる場合だけにしてください。
落ちない黒線には“密着型”も選択肢(ジェル)
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湿布が面倒、湿布してもどうしても垂れる…。
そんな場合は、最初から垂れにくいジェルタイプがラクです。
私の使い分けはシンプルで、
「広い面は泡」「ピンポイントの黒線はジェル」
この二刀流が、コストと手間のバランスが良いと感じています。

それでも落ちない時の分岐(“詰み”を防ぐ保険)

石けんカス・皮脂が邪魔:中性洗剤で予洗い→乾燥→再挑戦
手順通りにやっても落ちない場合、カビの上に石けんカスや皮脂の膜が張っている可能性があります。
この膜がバリアとなり、成分が届きにくくなります。
この場合は、いったん中性洗剤で表面を洗って、しっかり乾燥させてから再挑戦してください。
私も「予洗いを入れた途端に落ち方が変わった」ことが何度もあります。
素材の劣化・変色:交換・補修が最短の場合(樹脂パネルも例外ではない)
「何回やっても変化がない」「黒ではなく茶色っぽい」「触るとザラつく」などの場合、
カビではなく素材の変色・劣化の可能性があります。
この場合は、薬剤で無理をするより、パッキン交換や補修が現実的です。
また、樹脂パネル自体が傷んでいる場合は、メーカーや施工業者へ相談するのが安全です。
再発防止:1分ルーティン+週1ケアで“黒カビの居場所”を潰す
毎回:水滴を残さない(換気+ドアだけ拭く)
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再発防止の鉄則は「水滴を残さない」ことです。
私は「全体は無理でも、ドアだけは拭く」というルールにしてから、戻りが遅くなりました。
- 換気をON(入浴後すぐ)
- スクイージーで水を切る(ドア中心)
- パッキンと下枠だけタオルで一拭き
予防アイテムの使い分け(置くだけ/燻煙/スプレー)
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日々のルーティンに加えて、市販の予防アイテムも使うと「戻り」が遅くなります。
ズボラ運用なら「置くだけタイプ」、定期リセットなら「くん煙」、狙い撃ちなら「防カビスプレー」という考え方が分かりやすいです。
よくある質問(不安を回収して離脱を止めるFAQ)
ニオイがきつい/むせる時は?
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【危険サインです。直ちに中断してください】
ニオイで気分が悪くなったり、喉や目に違和感がある場合は、体が「NO」と言っています。
すぐに浴室から出て、新鮮な空気を吸ってください。
我慢して続行するのはNGです。再開するなら、換気扇だけでなく、窓やドアの開け方を見直してください。
呼吸器系が弱い方は無理をせず、非塩素系の選択肢も検討してください。
酸性洗剤(水垢)と同日にやっていい?
答えは「NO」です。
いくら流したつもりでも、隙間に成分が残る可能性があるので、日を分けるのが安全です。
おすすめ運用(安全側)は以下です。
- 土曜日:カビ取り(塩素系)
- 日曜日:乾燥・換気だけ
- 翌週以降:水垢取り(酸性系)
キッチンハイターでもできる?ウタマロは?
どちらも使えますが、役割が違います。
- ウタマロ等の中性洗剤:予洗い(皮脂・石けんカス落とし)に向きます。
- キッチンハイター(塩素系):成分的には近いですが、浴室用より垂れやすく扱いづらいことがあります。無理に代用せず、浴室用の表示がある製品の方が安心です。
まとめ:浴室ドアの黒カビは「安全+密着」で勝てる
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浴室ドアの黒カビは、力任せにこすっても勝ちにくい相手です。
勝ち筋はシンプルで、①安全(換気・防護)と、②密着(ガラス=直噴射/フチ=湿布)だけ。
今日やるなら、まずは「予洗い→水気除去→湿布+ラップ」で密着時間を稼いでみてください。
それだけで、見た目がかなり変わる可能性があります。
最後に、ドア周りのついで掃除導線も置いておきます。



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