お風呂場に入ったとき、ふと目に入るドアや床の隅の黒い点々…気になりませんか?
普通の汚れならスポンジでこすれば落ちますが、ゴムパッキンに根を張ってしまった「お風呂 パッキン カビ」は、簡単には落ちてくれません。
「ゴシゴシこすっても全然取れない…」
「強い洗剤を使いたいけれど、うちの床(ほっカラリ床)に使って大丈夫なのかな?」
そんな悩みをお持ちの方に向けて、今回は「浴室 パッキン 黒カビ 落とし方」を写真付きで徹底解説します。
私も掃除はあまり得意ではありませんが、この方法なら特別な技術は必要ありません。一緒に試してみましょう。
私のお風呂の悩み:ほっカラリ床まわりのパッキンが黒い…
パッキンのカビ・・・パッと見は意外とわからないんですよね

見た目は普通なんですが・・・
しかし、よく見るいるんですよ・・・
まっくろ黒カビ!

ぽつりぽつりとどこから来たの!?って感じでいるんです。

確実にいる・・・
お風呂のパッキンに黒カビがこびりつく理由
なぜ、パッキンのカビはあんなにも頑固なのでしょうか。
その最大の理由は、カビがゴムパッキンの「表面」ではなく「内部」にまで根(菌糸)を伸ばしているからです。
プラスチックの表面などについたカビなら、洗剤で表面を洗えば落ちます。
しかし、柔らかいシリコンやゴム素材のパッキンには、カビの根が奥深くに入り込んでしまっています。これはいわば「刺青」のような状態で、表面をいくらブラシでこすっても、奥にある「黒い色」までは届かないのです。
これを落とすために必要なのは、力まかせのゴシゴシ洗いではありません。
「薬剤を奥まで浸透させるための時間」を作ることです。
そのために、今回は「パック」という手法を使います。
実際にやったパッキン掃除の手順
事前準備と安全対策
まず一番大切なのは安全対策です。
今回使用するカビキラーなどの「塩素系カビ取り剤」は、非常に強力な洗浄力を持つ反面、扱いを間違えると危険です。
- 換気をする: 窓を開け、換気扇を必ず回してください。
- 装備を整える: 手荒れを防ぐためのゴム手袋と、吸い込み防止のマスク、目を守るメガネ(またはゴーグル)を着用しましょう。
- 混ぜない: 酸性タイプの洗剤(サンポールやお酢など)とは絶対に同時に使わないでください。有毒ガスが発生します。
ボトルの裏面に書かれている注意書きも、作業前にいま一度さらっと目を通しておくと安心です。

完全武装!
パッキンをしっかり乾かす
いきなりカビ取り剤をスプレーしたくなりますが、ちょっと待ってください。
濡れている場所にスプレーをすると、水滴で薬剤が薄まってしまい、効果が半減してしまいます。
掃除するパッキンの周辺は、タオルや雑巾でしっかりと水分を拭き取ってください。
もし時間があれば、しばらく放置して乾かすか、ドライヤーの弱風(熱くなりすぎないよう注意)を当てて、カラカラの状態にしておくのが成功の秘訣です。
キッチンペーパー+カビキラーで“線パック”する
ここが今回のハイライトです。ただスプレーするだけでは、液体がすぐに垂れて流れてしまいます。
そこでキッチンペーパーを使って、薬剤をパッキンに貼り付けます。
- キッチンペーパーを2〜3cm幅のリボン状(細長い短冊)に折るか切ります。
- 黒カビが気になるパッキンのラインに沿って、ペーパーを置きます。
- その上から、カビキラーをたっぷりと吹き付けます。
- ペーパーが薬剤を吸って、パッキンにピタッと張り付くまで染み込ませます。
もし壁面などの垂直な場所でペーパーが落ちてきそうな場合は、さらにその上から食品用ラップフィルムを被せて押さえてください。
こうすることで薬剤が乾燥せず、成分が長時間パッキンの奥へと浸透し続けます。
※注意:ほっカラリ床の上に泡が大きく広がってしまった場合は、床へのダメージを防ぐため、パックに関係ない部分はシャワーでサッと流すか拭き取っておきましょう。

こんな感じでOKです!
放置時間の目安
パックができたら、あとは待つだけです。
まずは30分〜60分を目安に様子を見てください。
今回は60分で様子を見ました。
あまりにも長時間(半日など)放置しすぎると、パッキン自体が傷んでボロボロになったり、周辺の金属部品が錆びたりするリスクがあります。
しつこい黒カビの場合でも、製品の説明書にある上限(多くの場合は数十分〜数時間程度)を守るようにしましょう。
今回は間をとって「1時間」放置してみることにします。
すすぎと仕上げ
時間が経ったら、ゴム手袋をしてラップとキッチンペーパーを剥がします。
剥がしたペーパーはそのままゴミ袋へ(他の場所に付かないように注意)。
その後、シャワーの水をたっぷりかけて、薬剤成分を完全に洗い流します。
パッキンの溝に泡が残らないよう、使い古しの歯ブラシなどで軽くこすりながら流すと完璧です。
塩素特有のプールのようなニオイがしなくなるまで、念入りに流してください。

落ちた!
ここまで落とすことができました!!
それでも残る黒い点について
洗い流して見てみると、「あ、真っ白になってる!」という部分と、「うーん、まだ薄く黒い点が残ってる…」という部分があるかもしれません。
長年放置して奥深く潜り込んだカビは、一度のパックでは取りきれないこともあります。
そんな時は無理をして長時間漬け込むのではなく、一旦洗い流して乾燥させ、「数日後にもう一度同じパックをする」のがおすすめです。
回数を分けることで、少しずつカビを分解できることがあります。
※それでもどうしても消えない場合は、パッキンの寿命かもしれません。その場合はパッキン自体の交換(打ち替え)を検討する時期といえます。
ほっカラリ床 × カビキラーの注意点
今回、TOTOの「ほっカラリ床」がある浴室でカビキラーを使いましたが、いくつか注意点があります。
ほっカラリ床は、畳のような柔らかさと乾きやすさが特徴の高機能な床です。
表面には特殊な加工が施されているため、強力な塩素系漂白剤を床一面に撒いて長時間放置するのは避けたほうが無難です。
- あくまで「パッキンの線」の上だけに使うこと。
- もし床に薬剤が垂れたら、パックが終わるのを待たずにその部分だけ先に流しておくこと。
- 掃除が終わったら、床の溝に成分が残らないようしっかり水で流すこと。
これらを守れば、ほっカラリ床の浴室でもカビキラーを使った「浴室 パッキン 黒カビ 落とし方」は実践可能です。
再発させないための日常ルーティン
せっかくキレイにしたパッキン、できればこの状態をキープしたいですよね。
毎日の大掃除は無理でも、以下の簡単な習慣だけでカビの再発率はぐっと下がります。
- お風呂上がりにお湯のシャワーで流す: 石鹸カスや皮脂汚れ(カビのエサ)を流します。
- 最後に水のシャワーで温度を下げる: 浴室の温度を下げてカビが好きな環境を少しでも減らします。
- パッキンの水気だけ拭く: 全身を拭いた後のタオルで構いません。パッキンの上だけでもサッと拭いておくと効果絶大です。
- 換気扇を回す: 最低でも30分〜1時間、できれば朝まで回しておきましょう。
週に1回、お風呂用の防カビスプレーやアルコール除菌スプレーをパッキンにシュッとしておくのもおすすめです。
「完璧じゃなくていい」の精神で、できることから続けてみましょう。
今回使ったアイテム紹介(アフィリエイトコーナー)
今回のお掃除で活躍したアイテムたちを紹介します。
どれもホームセンターやドラッグストアで手に入る定番品ですが、ネットでまとめて買っておくと「やる気が出たとき」にすぐ取り掛かれますよ。
お風呂用カビ取り剤(塩素系・泡タイプ)
今回の主役です。やはり黒カビには「塩素系」のパワーが必要です。
泡タイプなら垂れにくく、狙った場所に留まってくれるのでパッキン掃除には最適です。
カビキラー 400ml 本体、詰替セット 詰め替え 400×3
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ゴム手袋(ニトリル手袋など)
100円ショップの厚手のものでも良いですが、細かい作業がしやすい「ニトリル製」の薄手タイプ(使い捨て)が使い勝手が良くておすすめです。
掃除だけでなく、料理や毛染めなどにも使えるので、一箱あると便利です。
[SANYU] ニトリル手袋 ニトリルグローブ 使い捨て手袋 黒 ブラック 0.08mm 食品衛生法適合 粉なし パウダーフリー 厚手 100/300/500/1000枚入
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キッチンペーパー&ラップ
特別な掃除用具ではなく、普段キッチンで使っているもので十分です。
高いペーパーである必要はありません。薬剤を吸ってくれれば何でもOKです。
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防カビスプレー・カビ予防アイテム
「掃除のあとのひと手間」で、次に黒カビに出会うまでの期間を伸ばせます。
塩素を使わないタイプなら、お風呂上がりに気軽にシュッとできますね。
カビホワイト カビ防止スプレー[お風呂・室内・クローゼット・カーテン・下駄箱・押し入れ](300ml)(Amazonで購入)
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実際に掃除してみた感想とビフォー・アフター
結構、ぽつぽつと黒カビが点在していて落とすの難しいかなと思ったのですが、しっかりと落ちてくれました。二つ並べてみると一目瞭然ですな!
ここまで落ちてくれると気持ちいい!

before

after
まとめ:50代でもムリなく続けられるカビ対策を
吹き付けて放置でしっかりカビが落ちてくれてラクチンですな。
しかし、これってどのくらい綺麗でいられるものなのか?
次のカビはいつやってくるのか?
今度はその当たりをしっかりと検証できればと思っていますのでお楽しみに!!


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