太っているわけでもないのにウエストのくびれがどうしても出来ない。そんな方は内臓脂肪が蓄積されている隠れ肥満かもしれません。
もちろん皮下脂肪も付きすぎているとくびれが見えなくなってしまいますが、くびれ作りにはまず皮下脂肪よりも内臓脂肪に着目しましょう。
内臓脂肪はくびれの敵です!
皮下脂肪はくびれの味方!?
皮下脂肪は女性ホルモン「エストロゲン」の材料だということは何度もお話しています。
まだ読まれてない方はこちらを!
女性ホルモン「エストロゲン」はバストの丸みもヒップの丸みも作ります。
そう、女性らしいくびれを目指すなら皮下脂肪は必須なのです。(アスリート系の強そうなBODYを目指している人は別として)
体脂肪が多めのぽっちゃり体型の女性でもウエストがある人とない人がいますよね?それは皮下脂肪型か内臓脂肪型かで分かれるのです。
皮下脂肪型のぽっちゃり女性にはくびれがあるはず。あまりに多すぎるとくびれが隠れてしまいますが、標準内(体脂肪率30%以下)ならくびれは出来ます。
ほどよく皮下脂肪がついている女性はエストロゲンの分泌も多いのでバストやヒップにもボリュームが出やすく脂肪がある割にくびれている。グラマラスな印象になります。
内臓脂肪はくびれの敵!
一方、内臓脂肪は健康にとっても敵ですがくびれにとっても敵です。
内臓脂肪といったらその名の通り内臓につく脂肪。内臓の位置はどこでしょうか。ちょうとくびれて欲しい位置ですよね?
内臓脂肪がついている人は脂肪のせいでくびれる余裕がありません。
内臓は腹腔というスペースの中に位置しています。風船をイメージしてみましょう。風船がパンパンに張っている状態ではどんなに筋肉で引き締めようとしてもくびれません。風船の中に少々余裕があって柔らかい状態だからこそ、骨のないウエスト部分にくぼみが出来るのです。
洋梨型とりんご型
内臓脂肪がちょうどくびれの欲しいお腹周辺につくのに対し、皮下脂肪は下腹部・お尻・太腿などに下の方に付いてきます。その体型の特徴から内臓脂肪型の肥満は「りんご型」言われ、皮下脂肪型肥満は「洋梨型」と言われています。
果物の形を見てもくびれがあるかないかは一目瞭然ですね。
洋梨型ではある程度の脂肪があってもバストから下腹部までに一旦くぼみが出来るのでグラマーな印象に。
これが内臓脂肪のリンゴ型になるとパンパンに内部に脂肪が詰まっているので皮下脂肪があるなしに関わらずくぼみが出来ません。
そのため、BMIはそれほど高くなくても内臓脂肪が付いている「隠れ肥満」ではくびれが出来にくく幼児体型に見えてしまうのです。
内臓脂肪を落とすには!?
内臓脂肪は日頃の生活がそのまま現れています。蓄積されているということは食生活が乱れていたり運動習慣がないという証。
また女性ホルモンが低下することで女性でも内臓脂肪が付きやすくなってしまうので、更年期以降は特に気をつけましょう。
内臓脂肪を落とすには『食生活と運動習慣の見直し』が大切です。
但し、極端な食事制限は逆効果。一時的に落ちたように感じるかもしれませんが内臓脂肪が蓄積しやすい体質になってしまいます。
バランスの良い食事と適度な運動習慣をつけていくことで内臓脂肪は比較的すんなりと減ってきます。
ハードな運動を一時的にやるよりは、日頃から階段を使う・一駅分歩く・こまめに動くなどの習慣をつけることが大切。
食事も野菜から食べる・ご飯は1膳だけ・夕飯は早めになど出来ることを長く続けましょう。
短期集中よりこれからの生活習慣を変える気持ちで取り組むと良いでしょう。
まとめ
くびれが出来ない理由はさまざま。その中のひとつに『内臓脂肪』があります。
なんとなくお腹周りが張り出している方は内臓脂肪の可能性大。まずはくびれる余裕(スペース)を作ってあげましょう!
この他にもくびれが出来ない理由・作る方法は沢山あります。こちらも合わせて読んで、自分がどのタイプなのか?当てはめてみましょう。
コメント