【歩く時に足の甲が痛い】その原因は足裏アーチの崩れからきているかも!?

不調改善&メンテナンス

前回、歩く時に足の裏が痛いケースについて書きましたが、当然のこと足の甲が痛いケースもあります。今回は歩く時に足の甲が痛くなる原因について書いていきたいと思います。

足の甲が痛む原因

足の甲が痛くなる原因は捻挫、腱炎、関節内の炎症、疲労骨折などがあります。(他にもリウマチや痛風など足そのものが原因ではない場合もあります。)

足には28個もの骨が存在し、特に踵部分の足根骨は7個の骨がパズルのように並んでいます。

歩く時にはこの28個の骨がバランス良く働き体重移動をしていきます。体重がかかり、さらに地面からの衝撃もあるので、アライメント(配列)の崩れは関節や靭帯などに大きなストレスを与えます。

指の骨が14個、中足骨が5個、踵部分に7個で合計26個。これに「種子骨」という親指の付け根の裏にある小さな骨2個を加えると片足28個となります。両足でなんと56個もの骨があるんですね。

ということは、関節も多く骨と骨を繋ぐ靭帯も多いということ。複雑に結合されています。更に足裏には衝撃を吸収するための縦アーチと横アーチがあります。このアーチは筋肉で作られるので、筋肉の影響でアーチが崩れてしまうと関節面に大きなストレスがかかるようになってしまいます。

足裏アーチの崩れが足の甲の痛みへと繋がることは珍しくはありません。

足裏アーチの崩れによる足の甲の痛み

足の甲の痛みの箇所として多いものが、リスフラン関節中足骨です。原因はアライメント(配列)が崩れた状態で歩行やスポーツなどを続け過度にストレスがかけられること。リスフラン関節に炎症が起きたり靭帯を損傷してしまったり、中足骨に関しては疲労骨折してしまう事も多々あります。

なぜここが多いか?というと、他の関節と比べてリスフラン関節の可動性が低いことと足裏アーチの影響が大きいことが挙げられます。

リスフラン関節の中でも内側楔状骨と第一中足骨の関節は比較的可動性があり、ここで距骨下関節やショパール関節の動きのサポートをする役割があります。これら関節の動きが崩れると内側楔状骨と第一中足骨へ過度な動きストレスがかかり関節面や靭帯を痛めてしまいます。

リスフラン関節は足裏アーチがクッションがわりになり地面からの衝撃を逃しています。これが崩れると直接衝撃を受けることとなり関節炎や脱臼、そして中足骨の疲労骨折が起こることもあります。

足関節についてはこちらで詳しく書いてありますのでご覧ください!

外力による足の甲の痛み

足の甲の痛みでは外側から加わる力(外力)が原因の場合もあります。足の甲には長趾伸筋や長母趾伸筋など足指を反らせる筋肉の腱が皮膚のすぐ下を走行しています。足指を反らせると浮き上がってくる筋がそれです。脂肪が少ないため外部からの刺激を直接受けやすい箇所になっています。

物を落としたり踏まれたりの刺激もそうですが、一番多い刺激が「履き物による刺激」です。足に合わない靴を履いていると、歩くたびに腱に当たってしまい擦れて炎症を起こします。ゆるすぎる靴・きつすぎる靴・足の甲に縁がくる靴、足の甲にシワが寄る靴などには注意しましょう。

また、歩く時に必要以上に指を反らせていたり浮き指などの方は特に伸筋に力が入りやすいので痛めやすい傾向があります。

まとめ

歩くという動作は日常的に行う動作で、かつ足部にとっては体重と地面からの衝撃を直に受ける動作です。ちょっとしたバランスの崩れで関節や筋肉へのストレスが日々蓄積され痛みへと変わります。

スポーツをされる方、たくさん歩く方、ハイヒールや硬い靴を履く方などは足部へのストレスが大きくなりますので、インソールや足裏の体操などでメンテナンスを心がけましょう。

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