コリといったら首肩がメジャーですが、実はお尻もコリます!知らず知らずのうちにコリ固まり、そのコリが腰痛や下半身太りなど沢山の不調を招いてしまうのです。
お尻のコリについて詳しく知り、ストレッチで長年の悩みを解決していきましょう!
お尻の筋肉の役割
お尻の筋肉は骨盤の裏側全体にある大きな筋肉です。大臀筋・中臀筋・小臀筋と3つに分かれていて名前の通り大臀筋が1番大きな筋肉、その次に中臀筋、小臀筋となります。
お尻の筋肉は『股関節を伸展させる』『股関節を外旋させる』などの働きがありますが、それ以外にも姿勢維持の役割がとても大きい筋肉です。
股関節は脚と骨盤から上の体を繋いでいる関節。重い内臓が背骨の前にあるので、筋肉がないと当然骨盤は前に倒れ股関節が前に曲がってしまいます。
お尻の筋肉はこの骨盤を前に倒れないように支える大きな役割があります。上体を綺麗に起こしておくための大切な筋肉なのです。ですので、ここの筋肉が弱くなると骨盤や上体を支えられず股関節が曲がり腰を落とした姿勢になったり逆に前に倒れないように仰反るような姿勢になってしまうのです。
お尻がこるって何?
コリというのは『血行不良が起きている状態』を言います。
どうして血行不良がコリになるのか?
- 筋肉に栄養や酸素が届かない
- 老廃物を回収できない
この2つが主な原因です。必要なものが届かず回収もされないと筋肉の状態が悪くなります。これがコリ。
筋膜同士が癒着したり回収されなかった老廃物がそのまま定着してしまうのです。
ではなぜお尻が血行不良になるのでしょうか。
それは『長時間座る』ことがまず挙げられます。座っている時はお尻の筋肉が圧迫されていますよね。それが全ての人に当てはまるコリの原因!
毎日長時間座っている人ほどお尻の血行が悪くなりこっているはず。普段動いて筋肉を使っていないとコリはどんどん進行してしまいます。
そして次に『外側体重』も挙げられます。外側体重でこる筋肉は主に中臀筋。中臀筋は股関節の外側に付き、片足立ちなど外側へ向かう力が加わった時に支える役割があります。
ですので、普段の歩く立つの行為で常に外側へ体重をかけながら生活をしていると疲労がたまり血行不良となってしまうのです。
お尻コリはこんなことが起こる!
では、お尻がこってしまうとどんなことが起こってしまうのか見ていきましょう!
お尻は体の中心部分にある大きな筋肉。体の土台である骨盤を後ろで支えています。
ですので、このお尻が凝ってしまうということは下半身にも上半身にも影響がでてしまうのです。
- 腰痛
- 肩や背中の凝り
- お腹ぽっこり
- 猫背
- 垂れ尻
- 下半身太り
- 冷えや浮腫
- 代謝低下
お尻は股関節を動かす筋肉なので、こることで股関節の動きが悪くなり下半身への循環も悪くなります。それによって下半身太りや冷え・浮腫などが起こってきます。
更に、お尻の筋肉に繋がるハムストリングや大腿筋膜張筋、骨盤から繋がる腰や背中の筋肉などもコリ固まりが伝染し腰痛や太腿の張りに繋がります。
お尻のコリはお尻そのものだけでなく、上半身下半身ともに大きな影響を与えてしまうのです!
メリットたくさん!お尻ストレッチ4選
お尻は日常的にコリやすく、体への影響も大きいのです。だからこそ、お尻のコリを取るメリットはたくさんあります。腰痛や背中や肩のコリなど不調はもちろん、お腹や下半身もスッキリ!!メリットたくさんのお尻のストレッチを4つ紹介します。
【お尻ストレッチ①】
- 片膝を立てて、もう片方の足をかけます。
- 立てた脚を持ち、ゆっくりと引き寄せます。
- 左右交代します。
※引っ掛けた方のお尻と太腿の脇が伸ばされます。引き寄せられない方は硬くなっている証拠ですよ!
【お尻ストレッチ②】
- 片足を後ろ、もう片足を曲げて体の前に置きます。
- 骨盤が斜めに傾かないように体を前に倒していきます。
- そのまま30〜1分脱力。
- 左右交代します。
※脱力して長くキープすることで筋膜の癒着も剥がれやすくなります!出来るだけ骨盤が傾かないように意識すると効いてきますよ。
【お尻ストレッチ③】
- 足を出来るだけ深めにクロスします。
- そこからゆっくりと体を前に倒していきます。
- 左右交代します。
※前に倒せない方は上体を起こしたまま上の足を体に引き寄せるだけでもOK!足首も力は入れず伸ばしていきましょう。
【お尻ストレッチ④】
- 椅子に座り片足を横向きに片方の足に置きます。
- そのまま体を倒していきます。
- 左右交代します。
※座ったまま手軽にできるストレッチ。仕事の合間にやっていきましょう!余裕があれば乗せた足を腕で抱えて体に引き寄せると更に効いてきますよ。
まとめ
いかかでしたでしょうか!?ストレッチをやってみると案外凝ってることが実感できますよね。
コリも美脚もまずは筋膜の癒着を取り除くことが大切です!今回紹介したストレッチが痛すぎて出来ない方は無理をせず股関節や腰回りを動かしていくことから始めると良いですよ^_−☆
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