免疫力には内臓機能がとても深く関わっています。内臓への血流が低下すると内臓冷えと言われる状態になり内臓の機能が低下し免疫力も下がってしまいます。
内臓の血流を促進し元気な内臓を取り戻すためには、食事や睡眠も大切ですが忘れがちなのが内臓を動かすこと!
今回は内臓を動かすコツを伝授します^ ^
こんな生活をしていると内臓が冷える!
内臓は腹腔という空間の腹膜という袋の中に収まっています。内臓はその位置を安定させるためにそれぞれこの袋と筋膜で繋がっています。腹腔が狭くなったり弛んでしまうと内臓にも負担がかかり血流が低下し機能が低下してしまうのです。
腹腔という袋は筋肉で支えられています。天井が横隔膜・その周囲が腹横筋と多裂筋・床が骨盤底筋群です。聞いたことありますよね?インナーマッスルです。これらの筋肉は内臓の入っている袋(腹膜)と繋がっているのです。
猫背やずっと座りっぱなしで腰を折り曲げた状態で生活していると、袋は常に圧迫された状態に。
内臓の血流が悪くなり機能が低下してしまいます。
普段から適度な腹圧をかけて胸郭を上げた姿勢をとることで、内臓の位置は正常な位置へ持ち上がり元気に活動できるようになってきます。
綺麗な姿勢やインナーマッスルの強化は内臓機能を活発にするポイントになってくるのです。
内臓を動かそう!
内臓は腹膜という袋の壁と繋がることで位置を確保しています。そしてその腹膜は腹腔を支えるインナーマッスルと繋がります。横隔膜は肝臓を支え、腹横筋は胃や腸などを支えているのです。
内臓とインナーマッスルはとても密接な関係性があるんですね!
内臓を元気にするにはこのインナーマッスルを良い状態に保てるよう、普段から動かしていくことが大切なのです!
インナーマッスルや腹膜を動かして内臓を元気にする動きはこの3つ。
- 捻る
- 伸ばす
- 歩く
それぞれその方法を詳しく説明していきますね!
捻る
普段の生活で体をひねる動きは非常に少ないと思いませんか?意識しない限り一度もひねらずに1日が終わるということもあると思います。
体をひねることで内臓がほどよく動き、腹膜も腹横筋もストレッチされ血行が促進されます。
猫背で腹腔を縮めた状態ではなく、背筋を伸ばして腹腔を広げた状態で捻るよう意識しましょう!より効果的ですよ。
椅子に座った状態でも仰向けでも、ひねる動きはいつでもOK!ただし満腹な時だけは思い切りひねる動作は避けましょう。
伸びる
ひねる動きと同じく伸びる動きも普段の生活でとても少ないと思います。気をつけないと体を丸めたり座ったりなど縮こまった体勢が多くなってしまいますよね。
縮こまった体勢でいるとインナーマッスルも腹膜も縮んだ状態に。
背伸びをすることで全身の筋肉・筋膜が伸びます!もちろん腹膜も伸びて内臓がぐんと上に上がってきますよ。
これも1日に何度でも、頻繁に背伸びをすることで固まりがちな筋肉や筋膜が柔らかく内臓の圧迫もとれて元気になってきます!
歩く
歩く動作は誰でも少なからず毎日行いますよね!ですが、小股でスリスリ歩いたり猫背でトボトボ歩いていては内臓への効果がありません。
歩くときに使う大腰筋はみぞおち部分から足まで伸びている太い筋肉。ここを大きく使って歩くことで腹圧もかけられ内臓が持ち上がります。
大腰筋はみぞおち部分で横隔膜と繋がっているのでインナーマッスルへの影響もとても大きい重要な筋肉なのです。
大腰筋をしっかり使って歩くには、歩幅を広く歩くこと!みぞおちから足だと思って骨盤もしっかり使い歩くことで内臓への血流がアップし活発に働きます!
内臓をもっと動かす!ストレッチ
内臓をさらに活発にするための、ストレッチをいくつか紹介します。いつも縮んでいるお腹を伸ばし内臓にもストレッチをかけていきましょう!
腕をあげるストレッチはお腹の前面や大腰筋だけでなく胸部や脇側もストレッチされ、腹腔の天井部分がぐんと引き上げられます。重くなりがちな肝臓にも効果があります。
腰を丸めた姿勢でいると背骨も丸くなってしまいますよね。背骨が丸まったまま固まってしまうと腹腔も縮んだ状態に。背骨を反らせるストレッチで腹腔を広げ普段の姿勢から改善していきましょう。
下がってきた内臓を持ち上げて血流をアップするには逆立ちが効果的。逆立ちが難しいようなら体幹だけ逆さになるだけでも◎
これらはとても難易度の高いストレッチなので無理をせず行っていきましょうね!
まとめ
内臓は案外動かしていないんだなって気付きますよね。食事や睡眠に気をつけていても普段丸まってジッとしていては内臓が元気に動けません。
今回紹介した動かし方のコツをつかんで内臓を動かし免疫力をもっともっと上げていきましょう!
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