足の変形といえば親指が内に入る外反母趾が思い浮かぶと思いますが、実は小指が内に入る内反小趾の方は男女共にとても多い症状なのです。
軽度ですと痛みも赤みもなくそのまま放置してしまいがちですが、そのまま放置してしまうと悪化してしまうこともありますので気になる方は早めの対策をおすすめします!
内反小趾とは?
内反小趾とは足の小指(小趾)が薬指側に曲がってしまう変形のことです。
一般的に小指の付け根から内側に10度以上内側に入っている時には内反小趾と言います。
更に角度が30度以上になると重度の内反小趾となり、治療は手術となる場合が多いので早めの改善対策がカギになります。
内反小趾の原因は?
外反母趾の主な原因がハイヒール・前重心・内股であるように内反小趾の原因も靴や体のバランス・歩行の癖が原因です。
内反小趾の原因となる主な事柄としては
- 先の細い靴を履く
- 大きすぎる靴を履く
- 外側重心
- ガニ股
- O脚
生活の中にこれら思い当たることがあったら要注意です。
親指にくらべて小指はとても小さく圧力や衝撃に弱いので、痛みはなくても軽度の内反小趾になっている方はとても多いのです。小指の爪が小さくなってしまうのも小指に圧力がかかって爪の成長を阻害されてしまったものです。
先の細い靴を履くと親指側が内側に変形する外反母趾にもなりやすいですが、小指側も圧迫されて内反小趾になります。サイズが合っていない大きめの靴を履いていても靴の中で足が動き歩行の時に小指が潰されたり捻れてしまいやすくなります。
さらに、外側重心で歩く方は本来の重心移動が踵から親指側に抜けていくのに対し、踵から小指側に抜けていきます。すると小指側に大きな圧力がかかり次第に潰れてきてしまいます。O脚やガニ股の方は外側重心である場合が多いので、内反小趾になりやすい足と言えます。
内反小趾の改善方法
まずは靴が自分の足に合っているか確認しましょう。爪先が細い靴やサイズの合っていない靴は内反小趾を悪化させてしまいます。違和感を感じたまま履き続けるのはやめましょう。足指が窮屈ではやく程よくフィットするものを選びましょう。
足指のストレッチやトレーニングも効果的です。足指を広げたりグーパー体操で足裏の筋肉を動かし横アーチを強化します。内反小趾用のサポーターもありますので、そちらを併用しながら改善していくとさらに効果があがるのでおススメです。
また、もともと小指の中足骨(長い指の骨)が反っていて生まれつき内反小趾になりやすい骨格の方もいますので、痛みがあったり足に合った靴を履いていても改善してこない方は放置せず悪化する前に一度診てもらうと良いでしょう。角度が30度以上の重度内反小趾になってしまっている場合は手術で治療することが多くなります。
まとめ
内反小趾は痛みがない事が多いので放置されがちです。ですが、小さくても足指は全て歩行やバランスを取るために必要な指です。(普段使わないようでも小指を骨折するだけで歩きづらくなった経験がある方もいるのではないでしょうか)
内反小趾になるということは歩き方に癖があったりバランスが崩れてきているというお知らせだと思い、悪化する前に改善することをオススメします!
快適な足指生活を(*^^*)
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