体のバランスにも歩行にも重要!足根骨の役割と足部関節の動き

脚・足
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前回は手首の動きや手指の動きには手根骨という小さな骨の集合体がとても大切という話を書きました。

手首のつまり感や動きの悪さの原因は?手根骨の動きとその重要性

実は足にも同じような複雑な小さな骨の集合体があります。それを足根骨といいます。

今回は足根骨の役割とそこに関わる関節の動きについて書いていきますね。

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足根骨の構成

前腕(橈骨・尺骨)5本の手指の間に存在する手根骨と同様に、下肢(脛骨・腓骨)5本の足趾の間にも足根骨という7つの骨が複雑に組み合わさり微妙なバランスを保っています。

それぞれの呼び名と位置を確認してみましょう。

踵骨はかかとです。その上に距骨。中間に舟状骨立方骨。そして内楔状骨中楔状骨外楔状骨が並んでいます。

楔状骨は舟状骨と第1〜3中足骨の間に挟まれ、舟状骨は距骨と楔状骨に挟まれています。立方骨は踵骨と第4、5楔状骨に挟まれています。このことから、内側が距骨、舟状骨、3つの楔状骨、第1〜3中足骨、外側が踵骨、立方骨、第4、5中足骨と機能面で縦に分けることが出来ます。

手根骨は手指のあらゆる動きに対応して動いていましたが、足趾は手指ほど動きはありません。ではこの7つの足根骨は何のためにあるのでしょう。

それはどんな凹凸のある地形でも常にバランスよく適切に上へ伝達が送れるようにするためです。

足根骨が成す複雑な関節の動きでいかなる場合でも立位や歩行が安定するように保たれているのです。

足根骨の関節

立位や歩行を安定させるために大切になってくる足根骨の関節は距腿関節距骨下関節ショパール関節リスフラン関節です。

それぞれどのように働いているのか見ていきましょう。

距腿関節

距腿関節は足関節とも言われる足首の関節です。脛骨・腓骨・距骨で作られています。脛骨と腓骨で作られたレールの上を距骨の滑車が滑走するようになっているとても安定性のある関節です。特にこの滑車は前方が広くなっているので前への滑り(背屈)では関節を安定させている靭帯(靭帯結合性靭帯)がしっかり働き安定性が高くなります。逆に後方の滑車は狭くなっているので後ろへの滑り(屈曲)では靭帯のサポートが甘くなり安定性が低くなります。背屈位よりも屈曲位のほうが捻挫が好発するのはこのためです。

距骨下関節

距骨下関節は距骨と踵骨で作られている関節で、立位での足部回内(内側に回る)・回外(外側に回る)の動きをして下肢とのバランスを保っています。坂や障害物上でもまっすぐ立てるのはここの関節があるためです。

距骨下関節が回内すると距骨が底屈し内旋します。それにより下腿も内旋します。逆に距骨下関節が回外すると距骨は背屈し外旋します。それにより下腿も外旋します。

距骨下関節は距腿関節のような安定性はなく平坦な関節面であるにもかかわらず回内回外の可動が大きい関節です。立位で地面で固定された踵骨と上からの荷重とのバランスを取るために過剰に回内回外が起きやすい部分でもあります。

過剰回内では扁平足に、過剰回外では内反捻挫になりやすくなります。

ショパール関節

ショパール関節は近位は踵骨・距骨、遠位は立方骨・舟状骨から出来ています。この関節は一つの関節ではなく外側の踵立方関節(踵骨と立方骨)と内側の距舟関節(距骨と舟状骨)の関節から構成されています。この関節も立位での安定を保つために働いていて、距骨下関節とのバランスを調整しています。

距骨下関節が回内である時には立方骨は回外して舟状骨の隣に並びます。二つの関節面が並ぶことで同じ方向へ動けるようになりショパール関節の柔軟性が増します。

逆に距骨下関節が回外である時には立方骨が舟状骨の下に入り込むようになり関節面が交差し、ショパール関節の剛性が増します。

これを踏まえて、歩行時には踵から着地する際には地面からの衝撃を和らげるために柔軟性のある回内で着地し膝への負担を和らげ、地面を踏み出す時には剛性のある回外でしっかりと押し出して前進することが理想的な歩き方となります。

これが常に回内位や回外位で歩行していると足部関節のバランスが崩れて足根骨の配列も崩れてきます。回内位で荷重されたまま歩行を続けていると距骨と舟状骨が下方に変異してきてしまい縦アーチが崩れ扁平足になってしまいます。逆に回外位で歩行を続けていると膝への負担が大きく、更に立方骨が舟状骨の下へ沈んだまま下方へ変異してしまいます。

このようにバランスが崩れることで内側縦アーチ、外側縦アーチ、横アーチのバランスも崩れてきてしまうのです。

リスフラン関節

リスフラン関節は近位は内側楔状骨・中側楔状骨・外側楔状骨・立方骨、遠位は5本の中足骨で出来ています。関節面からすると5つあることになります。この関節は足趾の安定を保つために捻れて動く関節です。例えば内反捻挫の趾位(回外位)になった時、親指側が浮いてしまいますよね?安定性を保つためにリスラン関節が捻れます。細かく言うと親指側が底屈して回内し内転します。逆に、外反(回内位)では親指側が地面へ押されてしまうので背屈して回外し外転します。これが外反母趾の原因となってきます。

リスフラン関節は前足部の横アーチの要です。歩行する時、近位足根骨からショパール関節を通りリスフラン関節と動きのバランスを取りながら前足部に順に伝えています。5つの足趾に伝える前の関節がリスフラン関節なのでバランスが崩れたまま伝わってしまうと5本の指でしっかりと地面を蹴り上げることが出来なくなります。これが横アーチが崩れる原因にもなり、中足骨頭(指の付け根部分)に荷重が集中し、タコや魚の目が出来やすくなってしまいます。歩く際に足の甲が痛くなるのも横アーチが崩れリスフラン関節が痛んでいることが多いのです。

まとめ

私たちは立ち、歩いて生活をしています。地面に着地する足部の使い方やバランスはその上の身体のバランスにも影響を与えます。

足部から下腿へ伝わり、膝から股関節へ。そして骨盤、背骨とすべて繋がっているのです。

身体のバランスが崩れているとしたら、足部のバランスから見ていく必要があるということです!

最後までお読みいただきありがとうございます。
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セラピストKaori

関東で女性専用ボディメイクメソッドを教えるインストラクター。
整体師・カイロプラクター・パーソナルジムトレーナー・ヘッド&フットセラピストなど幅広い分野で活動し日々体と向き合う。
専門知識を踏まえた真の「きれいな身体」について考えるボディメイク整体師。

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