その脂肪、本当に落として大丈夫??美人ホルモンと脂肪の関係

ダイエット

細い=スタイルがいいという間違った認識がまだ根強く残っている現代。ダイエットに励んでいる女性たちのなんと多いことか。

もうダイエットは生活の一部みたいな感じかもしれません。

でもちょっと待って。その脂肪は本当に落として大丈夫?もしかしたらこれ以上落とさない方がいいかもしれません。

脂肪の落としすぎは女性らしさが減少するだけでなく、女性としての魅力や機能も減少してしまうんです。

女性の理想の体脂肪率

女性の理想の体脂肪率は20%〜22%です。平均値は20%台ですが、美ボディを目指すならこのくらいを目指しましょう。これは女性らしさや女性の機能面と両方とも合わせた健康的な数値です。

女性にとって脂肪はとても大切で最低でも17%は必要とされています。それ以下になってしまうとホルモンバランスが崩れて生理がこなくなるなど健康面に支障がでてしまいます。それほど女性には脂肪が大切なのです。

現代社会では痩せていることがスタイルの良い条件であったり、痩せてさえいればスタイルがいいと言われる風潮が根強く残っています。その結果、痩せたい願望が強すぎる女性がとても多く存在します。

とにかくどんな方法でも細くなりたい!という強い思いが拒食症過食症などの摂食障害へ繋がってしまうことは少なくありません。

健康を害して女性らしさを失ってまで痩せたいと思うのは、痩せている=美しいという間違った価値観を世間が作り上げてしまっているからではないでしょうか。本人は美しい自分に近づいていると信じているのですから。

海外では拒食症になってしまうモデルが多かったり、そのモデルたちのビジュアルを目指して拒食症になってしまう女性がいるため、BMI17以下の痩せすぎている女性はモデルになれないなど対策を実施している国もあるようです。

食べることに罪悪感や怖さを感じるようになったら摂食障害予備軍。摂食障害はなりたくてなるわけではなく、気付かぬうちに陥って抜け出せなくなるもの。食べ物は美しい身体を作る大切な素材であることを忘れてはいけません。

もしあなたの体脂肪率が20%前半であったなら、とても女性らしく理想的!

ほっそり見せたいなら20%前後を目標にダイエットをしましょう。

そして体重は少ない(身長−110より下)のに体脂肪が多めで太っているように見えるのなら、それは筋肉不足。やるべきことは食事制限ではなく筋力トレーニングです。代謝が落ちて脂肪が落ちにくくなっています。

なぜ女性に脂肪が大切なのか?

ではなぜ脂肪が少なすぎると生理が止まってしまうのでしょうか?それは生理にとても大切な女性ホルモンの分泌に関係があります。実は女性ホルモンは脂肪が材料となっているのです。正確にいうと血液中のコレステロール。

脂肪が少なくなると材料となるコレステロールも減少し女性ホルモンの分泌が低下してしまいます。ホルモンバランスが乱れ無月経・PMS・その他女性特有の体の不調へと繋がります。

また、逆に多すぎてもバランスが崩れてしまうので注意。多すぎた場合は、生活習慣病など他の面でもあらゆるリスクがでてきます。

脂肪は20%台を保つのが一番理想的なのです。

大切な2つの女性ホルモン

女性ホルモンには2種類あり、それぞれ排卵・妊娠に合わせて体を変化させるため分泌がコントロールされています。

それがエストロゲン(卵胞ホルモン)プロゲステロン(黄体ホルモン)です。

エストロゲンは排卵前から分泌が増え、排卵でいったん減りますがまた分泌が増えます。妊娠しなければ分泌が減少します。

プロゲステロンは排卵後から分泌が増え始めます。妊娠しなければ分泌は減少します。

生理はこの2つのホルモンが減少することで始まります。排卵後に分泌が増えるエストロゲンとプロゲステロンのバランスはとても大切です。

美人ホルモンエストロゲン(卵胞ホルモン)

女性ホルモンのなかでも女性らしさをつくるホルモンがエストロゲン。

美人ホルモンともよばれていて、肌ツヤがよくなったりフェロモンを出したりします。

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その他にも子宮内膜を厚くし妊娠の準備をしたり、血管や骨を強くしたり脳の働きを良くしたりといった効果のあるホルモンです。

排卵前はエストロゲンが1番分泌することから、その時期に女性はフェロモンもたくさん放出され魅力が増すのです。

妊娠ホルモンプロゲステロン(黄体ホルモン)

プロゲステロンは妊娠するためにとても重要なホルモンです。

受精卵が着床しやすくなり、妊娠に向けて体温が高くなり体内の水分を溜め込みます。食欲も増加します。

とても大切なホルモンですが、食欲が増したり水分を溜め込み浮腫んだりしますので体重が増える時期でもあります。気分も体調もぐんと落ち込みやすくなってきます。

エストロゲンの分泌が少ないとプロゲステロンとのバランスが崩れ、イライラする・頭痛がするなどPMSの症状が強くでやすくなります。

脂肪と女らしさの関係

脂肪はある程度ついていた方が柔らかく女性らしい印象があります。

ですが、女らしく感じる理由がそれだけではないのがなんとなくお分かりいただけたのではないでしょうか。

適度に保持された脂肪がホルモンバランスを安定させフェロモンを放出させ、心も体も女性らしく安定させます。

男性がある程度脂肪のついた女性を好むのも、ホルモンバランスが整っている女性を本能的に嗅ぎ分けているのかもしれません。

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スタイルアップのための筋トレも脂肪を落としすぎてしまうとボディビルダーのようにゴツゴツとした印象になります。適度な脂肪を残すことで引き締まった柔らかい肉体美が手に入るのです。

また、人は骨格がそれぞれ違うことも忘れてはいけません。数値的には痩せすぎの範囲であってもそこまで骨々しく感じない方もいます。それはその人の個性であり適正体型なのです。体も正常に機能します。

誰もが憧れの人の体重・体脂肪になればその人のようになれる訳ではありません。個性を無視してダイエットをしても骨々しさが目立ち本来の自分の魅力を失ってしまいます。

暴飲暴食を避け、体に良い素材を取り入れていれば自分のベスト体型になれます。それがあなたが1番きれいでいられる体型。

女性らしいボディラインには脂肪と筋肉が必要。

痩せているだけでナイスバディと言われる時代は女性の健康のためにも、そろそろ終わるといいですね。

Bitly

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