日本人の約8割はO脚と言われています。脚の形が気になって好きなファッションを諦めてる方も多いのでは??
O脚には色々種類がありますが、女性に多い股関節内旋によるO脚の治し方を今回は紹介します!
まずは下のO脚の種類を見て、どれに当てはまるかチェックしてみましよう。
O脚の種類
O脚とはただ単に膝と膝がくっつかないというものですが、構造的にはくっつかない理由はたくさんあります。
どんな種類があるか見ていきましょう。
股関節内旋、脛骨内旋、つま先内向き
特徴
- 大転子が張り出す
- 前ももが張り出す
- 膝が内向き
- つま先内向き
股関節内旋、脛骨外旋、つま先外向き
特徴
- 大転子が張り出す
- 膝が内向き
- すねの外側が張り出す
- つま先が外向き
股関節外旋、脛骨外旋、つま先外向き
特徴
- 膝が外向き
- つま先も外向き
一般的に大きくこんな感じで分けられています。が、これに脛骨の脇にある腓骨のズレも加わりますので個人差がとてもあるのがO脚なのです。
股関節内旋によるO脚というのは内股O脚と膝下O脚です。膝下O脚は治りにくいとされていますが、程度によっては治りますし、どんなO脚でも改善はします。
生活習慣と新陳代謝
O脚は生活習慣にとても関係性があります。新生児として生まれてきたときは欧米人も日本人も足の形はほぼ同じ。ですが欧米人にはO脚はほぼいません。
この違いはそれぞれの国ならではの生活習慣にあります。
歩き方
欧米の人は普段から大股で歩く習慣がありインナーマッスルがしっかりとしています。内側にもしっかり体重を乗せられているので外側への負荷が抑えられています。
日本人のように外側への負荷が強いとそれを支えるために外側が張り出し、その結果O脚になってしまいます。
歩き方や立ち方など立位での筋肉の使い方はとても重要です。
座り方
欧米が椅子の文化なのに対し、日本はまだまだ床の文化です。正座・横座り・ぺたんこ座りなど膝下に負荷をかける座り方を成長期にしていると足の骨の成長に影響します。
特に膝下のねじれや成長抑制に関係してくるので、床生活を幼少期からしてきた人たちは膝下が短くなる傾向があるのです。
現代の若者が足がまっすぐで膝下が長い子が多いのも、床生活から椅子生活に変わってきたからというのも大いにあります。学校でも正座をさせるというところも減りましたしね。
新陳代謝
歩き方や座り方など生活習慣での影響が大きいO脚。いつも同じ場所へ圧力をかけ続けたことによって筋肉や骨格のバランスが崩れたものです。
体は生活に合わせて変化します。これは良くも悪くも新陳代謝によるもので、筋肉などは1〜2ヶ月、骨は約100日で全て新しく生まれ変わります。使われるところは強化され使われなかったら弱化します。
いつも圧力をかけ続けられると筋肉・骨格はそのように変化するのです。
体の歪みとは新陳代謝によりあなたの生活習慣に適応するよう細胞が働いた結果ということです。
O脚の治し方
生活習慣と新陳代謝の話を踏まえると、O脚の治し方なんとなく分かったのではないでしょうか?
生活習慣を変える。ということ。
歩き方や座り方の改善です。股関節のねじれ、膝関節のねじれ、足首のねじれ を作らない座り方。外側荷重にならない立ち方や歩き方。
これを毎日常に意識できていれば新陳代謝により3ヶ月程度で徐々に効果が現れます。
が!
今まで積み重ねてきた生活習慣を変えるのは難しいですよね。そもそも今までの生活に対応するように今の体になっているので、改めるにはその体の作りに反抗しなければなりません。かなりの労力が必要なのです。
毎日常に意識するのは至難の業。
ということで、エクササイズで導いてあげるのが有効なのです!
24時間の中のたった数分なので、しっかり調整しましょう(^_−)−☆
O脚改善エクササイズ
簡単な2種類を今回は紹介します。目的とポイントを押さえて毎日頑張ってみましょう。
- 踵をくっつけ、膝と膝が1番近づく(またはくっつく)位置までつま先を開きます。(股関節が外旋されて膝が正面を向くはず。)そこで内腿にキュッと力を入れていきましょう!
- 内腿に力をいれたまま、膝の向きが変わらないように開いたつま先を徐々に閉じていきます。
- 出来るかぎり閉じた位置で1分間キープします。膝を外に向けながら内腿を締めるのがポイント!
- 終わったらブラブラして緩めましょう。
これを1日に1回〜数回行います。
股関節・膝関節・足首のゆがみ改善と、内転筋の強化を兼ねたエクササイズなので捻れ矯正にも効きます。膝外意識で内腿にしっかり力を入れていきましょうね!


まとめ
諦めていたO脚も日々の意識がけで徐々に治ります!
体にきれいな身体の使い方を覚えさせて歪まない体を手に入れましょうね^ ^
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